携帯端末メーカーのPalmは米国時間11月27日、「Treo」の最新機種の認可が遅れたために今四半期の売上高と利益が予想を下回ることを明らかにした。 Palmは声明を出し、12月1日締めの第2四半期の売上高が、予想に反して3億9000万〜3億9500万ドルの間になる見通しを明らかにした。9月21日時点では、これが4億3000万〜4億5000万ドルになるとの予想だった。Palmによると、利益も予想を下回るもようで、1株あたり利益は15〜18セントとの先の予想に反し、10〜11セントになる見通しだという。 Palmの最高経営責任者(CEO)、Ed Colligan氏は声明のなかで、「スマートフォンの販売は既存製品全体で好調だ。しかし、重要な製品の認可が遅れたため、(現四半期の)売上高がこれに圧迫されることになるだろう」と述べた。同社は、米国では第3四半期初めに「Treo 750」の出荷を開始す
米NTPは,米Palmが同社の特許を侵害しているとして米バージニア州東部地区連邦地方裁判所に提訴した。同社が米国時間11月6日に明らかにしたもの。同社は,Palmの製品,サービス,システムおよびプロセスがNTPの特許を侵害していると主張。Palmによる今後の直接および間接的な特許侵害を阻止するために,差し止めによる救済とこれまでの侵害行為による損害の賠償を求めている。 NTPが問題としている特許は,おもに無線接続経由で電子メールをやりとりする通信手法に関係するもの。Palmによる特許侵害に該当する製品の製造,使用,販売,米国への輸入を問題としている。 NTP共同設立者のDonald E. Stout氏は,「NTPは,双方にとって時間と費用のかかる訴訟を回避する方向でPalmとの問題解決を何度も試みた。しかし,Palmは違法に当社の特許を侵害し続けている。当社の知的財産を保護する最後の手段と
米Palmは9月21日、同社第1四半期(6~8月期)決算を発表した。売上高は前年同期比4%増の3億5580万ドル。しかし純利益は1650万ドル(1株当たり16セント)で、前年同期の1820万ドル(1株当たり18セント)から減益となった。ストックオプション関連費用670万ドル、無形資産償却、法人税引当金を除外した実質純利益は2150万ドルで、同一基準の前年同期利益1370万ドルから改善している。 同社は今月初め、スマートフォン「Treo」の出荷落ち込みにより、第1四半期の売上高見通しを下方修正している。 Palmの社長兼CEOであるエド・コリガン氏は「今月行った2機種の新製品発表により、われわれは市場の需要を満たし、業績を伸ばす」と述べた。 Palmは同日、取締役会が最高2億5000万ドル分の自社株買い戻しを承認したと発表した。 またPalmは第2四半期について、売上高は4億3000万ドル~
米Palmは米国時間9月6日,2007会計年度第1四半期(2006年6~8月)の決算速報を発表した。売上高は3億5400万~3億5600万ドルになる見通し。6月29日時点では,売上高を3億8000万~3億8500万ドルの範囲と予測していた。 希薄化後の1株当たり利益はGAAPベースで13~14セント,非GAAPベースで18~19セントを見込んでおり,こちらは事前予測から変わっていない。 Palm社長兼CEOのEd Colligan氏は,「近々,新製品をリリースして,売上高が事前予測を下回った原因となる市況に対処する予定だ。新製品投入を通じて価格設定を見直し,各国の通信キャリアとの関係を拡充する」と述べた。また同氏は,「スマートフォン全般の販売は前期比で伸びており,当社の業績はきわめて好調」と付け加えた。 なお同社は,正式な第1四半期決算を9月21日に発表する予定である。 [発表資料へ]
Palmは米国時間7月28日、PalmSourceによる次期Palm OSの開発に遅延が生じていることにより、スマートフォンとPDA市場における自社の競争力に影響が出ていると投資家向けに発表した。 Palmのソフトウェア部門として分社したPalmSourceはロイヤリティー契約においても違反があったことが、Palmの年次報告書では報告されている。 このような問題があったにもかかわらず、Palmは引き続きPalmSourceと共同でLinuxカーネルをベースとした新しいOSの開発を行うと表している。ただしその開発計画については未定とされている。 Palmは2005年にPalmSourceを、モバイルデバイスメーカーであるACCESSに3億2430万ドルで売却している。 「(新しい期限は)まだ決まっていないが、開発およびディストリビューション権を拡大する計画を見直し、開発における問題を解決しよ
PalmのPDA界君臨は終わったが、だからといって古いPalm OS機を眠らせておくことはない。いまでもPalm OS機を使って魅力的なオープンソースアプリケーションを利用できる。 Currency Currencyは名前のとおり、通貨から通貨への変換を行うユーティリティだ。約170種の通貨に対応しており、ほとんどの国が網羅される。通貨換算ユーティリティといえば、ほとんどが計算機と同じような使い方だ。金額を入力し、目的の通貨を選択し、変換ボタンを押す。Currencyはもっと効率的だ。メインウィンドウにはユーザが選んだ通貨一覧があらかじめ表示されていて、変換元の通貨のフィールドの横に金額を入れれば、それ以外の通貨に即座に変換される。Currencyで使用する為替レートは、別のデータベースに格納されていて毎日更新される。最新の為替レートを取得するには、CurrencyのWebサイトからcup
Appleの2006年度第3四半期決算が発表されました。Macの出荷台数は前年同期比12%増、そのうち75%以上がIntel Macということで、アーキテクチャ移行プロセスはまずまず順調なようです。8月のWWDCでなにが出るかはわかりませんが、余裕のある今だからこそ、突拍子もない新製品を期待しています。 さて、今回はPalmの話題。なぜ今さらPalm? という感もなくはないが、Palmを数台持っている、というMacユーザも少なくないはず。さらさらりとスタイラスを走らせ、Graffitiで高速入力…… ほら、あなたもPalmが恋しくなったに違いない。というわけで、久しく使っていなかったPalm m500(PalmOS v4.0ベース)を押し入れから引っ張り出し、MacBookで使うべくサルベージ作戦を展開してみよう。 オープンソースのPalmコンジット集「pilot-link」 思えば、Pa
米XeroxがPalmを特許侵害で訴えていた訴訟で、PalmがXeroxに2250万ドルを支払う内容の和解が成立した。両社が6月28日、発表した。 Xeroxは1997年、Palmの前身企業を相手取り、Palm OSで以前使われていた手描き認識技術の「Graffiti」が、Xeroxの「Unistrokes」特許を侵害しているとして提訴した。 PalmがXeroxに支払う和解金の2250万ドルには、Unistrokesなど特許3件のライセンス料が含まれる。また、双方で合意した分野の利用に関して訴えを起こさないとする7年間の相互契約を交わした。 Palmとともに被告となっていたPalmSource(現在はアクセスの100%子会社)と3Comも無条件で訴訟から解放され、Unistrokes特許の利用権を取得する。 Xeroxでは、訴訟が長引くことでこれ以上の経費などがかかることを避けるため和解
Attention: The skins might look even better on your device. Send me your skin and I will include it here. Translations: Spanish translation from Félix Díaz (palmípedo) can be found here. Something about memory on PalmOS: On-device memory in Palm OS is devided into two parts: dynamic memory and storage memory. They are sometimes called dynamic heap and storage heap. Dynamic memory: I
Palmは米国時間5月15日、「Treo 700p」を正式に発表した。これにより、同社は2006年に入り2回目のTreoラインアップの大規模アップデートを実現したほか、初めて高速セルラー網に接続できるPalm OS端末の公開を果たしたことになる。 かねてからの予測通り、Palmは、同社が初めてのWindowsスマートフォンを公開した4カ月後の15日にTreo 700pを公開した。700pは400〜700kbpsのダウンロード速度を提供するEV-DOネットワークに接続することができる。 Palmは報道発表のなかで、携帯電話事業者への提供予定については追って発表すると述べた。「Treo 700w」の公開の際には、Verizon WirelessがPalmの独占的提携事業者であったが、700pについてはSprintとVerizonの両社と提携すると、Palmは述べている。700wは初めてのWin
米Palmは5月15日、高速ネットワークのEVDOに対応した初のPalm OSベーススマートフォン「Treo 700p」を発表した。 Treo 700pはCDMAのEVDOネットワーキングに対応。価格と出荷時期は、SprintとVerizon Wirelessから後日発表される予定だ。 「最新の高速ネットワーク技術に対応したPalm OSベースの製品をリリースすることは、Palm OSの顧客にとって朗報となるだろう。当社は引き続き、ソリューションを複数プラットフォームにフォーカスしていくつもりだ」とPalmの社長兼CEOであるエド・コリガン氏は述べている。 Treo 700pのハードウェアはWindows MobileベースのTreo 700wを踏襲している。内蔵カメラは130万画素。メモリは128Mバイトでユーザー利用可能領域は60Mバイト。SDメモリにより2Gバイトが追加可能。 EVD
米 Palm Inc. のプレスリリース によると、USRobotics 社時代の1996年に発売された最初の Palm デバイス「Pilot 1000」から、この 3月で 10周年を迎えたそうだ (ITMediaの記事, PalmInfocenterの記事)。同社はこれまでに 3,400万台以上のデバイスを販売し、Palm用ソフトウェアの数は 29,000を越えるとしている。 3Com による買収、Pilot から Palm への改名、Palm Inc. のIPO、Palm 創始者による HandSpring 社の立ち上げとその買収、SONY による CLIE 発売から撤退、PalmOne と PalmSource の分社化、ACCESS による PalmSource の買収、そして Windows Mobile 搭載デバイスの発売など、会社の歴史を振り返るだけでも波瀾万丈さが伺えるが、
10年前に登場したPalmの「Pilot 1000」は、モバイルコンピューティングをシンプルで、多くの人々が手ごろな価格で入手できるものにした。同社の初期の従業員のひとりは、これを失意と真っ向からの挑戦、そしてバルサ材から誕生した革命だったと述べている。 Palmは1994年当時、創業から約2年が経ったところで、携帯端末(PDA)用のソフトウェアを設計していたと、Rob Haitani氏は述べている。同氏はPalmの25番目の従業員で、Pilot 1000のユーザインタフェースの主任設計者を務めていた。当時は、Apple Computerの「Newton」など複雑な端末の苦戦が目立っていたため、各企業ともモバイルコンピュータへの投資に慎重になっていた。 Haitani氏は当時を思い起こし、役員会メンバーであり初期の出資者でもあったBruce Dunlevie氏が、共同創業者のJeff Ha
【3GSM World Congress 2006】 ACCESS、Ajaxに対応したNetFront 3.4などをデモ ACCESSのブースでは、Linux上で動作するプラットフォーム「ACCESS Linux Platform(ALP)」、組込向けWebブラウザ「NetFront 3.4」などを展示している。 「NetFront 3.4」は携帯電話など、組込用ブラウザの最新版。フルブラウザとしての機能のほか、JavaScriptを利用し、動的なWebサービスを提供するAjax、ビジュアルブックマーク、RSSなどをサポート。パソコンのインターネットで流行している技術を携帯電話のブラウザに導入している印象だ。 会場ではビジュアルブックマークのデモが行なわれた。ビジュアルブックマークでは、ブックマークに登録したサイトの外観が携帯電話の画面にタイル上に現われ、直感的にアクセスしたいサイトを見つ
ACCESSと米PalmSourceは2月14日、Palm OS for Linuxをベースとしたスマートフォン/モバイル端末向けプラットフォーム「ACCESS Linux Platform(ALP)」を発表した。 ALPは2.5G/3Gを含むハイパフォーマンスネットワーク向け量産型スマートフォンやモバイル端末をターゲットとしたソフトウエアプラットフォームだ。ACCESSによるPalmSource買収の成果といえる。ACCESSのNetFrontブラウザプラットフォームや携帯端末メーカーとのビジネス関係、Linuxに対する経験やノウハウ、そしてPalmSourceのOSやアプリケーションポートフォリオ、ユーザインタフェース、開発者コミュニティなど、それぞれの技術や資産を組み合わせて、モバイル市場向けに総合的かつ優れた柔軟性を兼ね備えたLinuxベースソリューションを提供すると説明してい
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