ヒトには宗教を受け入れる先天的な素地があるという説はありますよ。それによれば宗教の進化的意義は 1.宗教を信じること自体が適応である説(理解を超える自然現象などに擬人的な説明を与えた方が、上手くやっていけた) 2.子供の学習能力という適応的な形質に幼児洗礼などで便乗したタチの悪い疫病説。(進化の副産物説) がありますね。これは歴史の話になってしまうかな。 直接の問題としては、宗教はカンタン、自然科学は難しいと言う点が大きいと思います。科学的な知識の蓄積が増えたとは言っても、人の脳みそは変わっていない。宗教はさすがに歴史が古いだけあって、無学な人に作り話を信じ込ませるレトリックを多く持っています。端的でわかりやすく、耳障りがよい。自然科学はそうではない。努力をしなければ理解できないし、努力をしても完全に理解することはむずかしい。しかも必ずしも耳障りが良いわけではない。誰だって、良い行いをしよ