1987年くらいから、LDソフトを買うようになった。仕事するようになっていたので、収入があるにはあったが、LDは安価なものではないので、次々に買うわけにはいかなかった。OVAに関しては、サンプルビデオやレンタルで観て、内容を確認してから、どうしても欲しいものを購入するというかたちだった。 僕はアニメビジョンで仕事をしていた。アニメビジョンを製作していたのは日本ビクターであり、日本ビクターは、LDとライバル同士だったVHD側のメーカーだった。アニメビジョンもVHDソフトとしてリリースされていた。いわば、僕はVHDソフトを売る仕事をやっていたわけで(アニメビジョンには、VHDの販売促進的な意味もあったと記憶している)。LDソフトを購入するのが、日本ビクターやVHDに対する裏切り行為のような気がして、躊躇していたというのもあった。 そんな僕が、LDで最初に散財したのが『うる星やつら』のLD BO