Tech総研では、継続的に転職者動向を調査しているが、今回は2006年以降に転職したエンジニア200人に、その転職年収変化と、退職金の有無についてアンケートを取ってみた。意外にも退職金をもらわずに転職した人が6割もいた。 景気回復や団塊世代の退職、新卒者の相対的な量の減少などで、今あらためて注目される転職マーケット。20代前半の有効求人倍率(年間平均)だけ見ても、98年度は0.58倍だったのが、2006年度は1.16倍と倍に跳ね上がっている。引く手あまたの状況は明らかだ。就職氷河期に新卒で目当ての企業に入れなかった第二新卒層が、この機会をとらえて“リベンジ転職”する例も増えている。30歳という節目を前にして、あるいは35歳ともいわれる転職年限を意識して、転職を考える人も多い。もちろん、35歳以上でも今や転職は当たり前になってきた。 こうした転職活況期に、転職者の満足度はどうなのかをあらため