「PCパーツの基板はダンボールですか?」──中国IT“偽造”事件簿:山谷剛史のアジアン・アイティー 冒頭からいきなりフォローしておきたい、中国“ニセモノ”事情 というわけで、世界中が中国産の偽造品で盛り上がるなか、中国では、“後日談”も盛り上がっているダンボール入り肉まんの話題ですら、日々のニュースの1つとしてさらりと流れていった。それもそのはず、中国庶民にとって食品偽装は日常茶飯事のことであって、全国ネットのCCTVをはじめとするTV各局は、食品偽装の現場やそのガサ入れの瞬間を頻繁に放送しているのだ。 中国事情をフォローすれば、偽装食品を口にしてしまう人は広い中国にいる膨大な人口のごく一部であって、ほとんどの人民の日常生活に影響するわけではない(ちょっとちょっと、そもそも偽造が頻繁に起こることが問題であるのでは? と筆者も言いたくなるが)。これから書くIT絡みの「偽造」についても、「これ
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