奴らは海から2回にわけてやってきたようです。 慶應義塾大学によって行われた研究によって、クマムシの持つ超耐性能力が長い進化の過程でどのようにして獲得されたのか、その謎の一端が解明されました。 遺伝子解析では海に住んでいたクマムシの主流な2グループが2回にわけて別々の時期に陸上へ進出したことが示されました。 またクマムシたちの備える一部の耐性遺伝子の数は、現在の生息地の乾燥レベルとは必ずしも一致せず、過去に起きた複雑な環境変化や進化の歴史を内包している可能性が示されました。 クマムシたちは驚異的な耐性を進化のどの段階でどのようにして獲得したのでしょうか? 研究内容の詳細は『Genome Biology and Evolution』にて公開されています。
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