ノルウェー科学文学アカデミーは、“数学のノーベル賞”とも呼ばれる「アーベル賞」の受賞者に日本人としては初めて京都大学の柏原正樹特任教授を選んだことを発表しました。 京都大学数理解析研究所の柏原正樹特任教授は1947年生まれの78歳。 1974年に京都大学で理学博士となり、その後、京都大学数理解析研究所の所長を経て、2010年から特任教授を務めています。 ノルウェー科学文学アカデミーは優れた業績をあげた数学者に贈ることしの「アーベル賞」の受賞者に日本人としては初めて柏原特任教授を選びました。 今回の受賞は代数解析学の分野で「D加群」と呼ばれる理論を構築し、50年以上にわたって数学の新たな道を切りひらいたことなどが高く評価されたということです。 「アーベル賞」はノルウェー政府によって創設され、若手の数学者に贈られる「フィールズ賞」と並び“数学のノーベル賞”とも呼ばれています。 授賞式は5月20
