亀山千広氏 フジテレビは13日、就任から6年を迎える豊田皓(こう)社長(67)が副会長に就き、後任の社長に亀山千広常務(56)が昇格する人事を固めた。6月27日の株主総会で正式に決定する。 1980年代から視聴率競争で常にトップ争いをしてきた同局だが、昨年はテレビ朝日に抜かれて3位に転落した。フジの黄金時代を築いた名物プロデューサーである亀山氏を抜擢(ばってき)してトップを一気に11歳若返らせ、復活を期す。日枝久会長(75)は留任する。 亀山氏は早稲田大を卒業し、80年に入社。主にドラマ畑を歩み「ロングバケーション」「踊る大捜査線」などの人気作をプロデュースした。近年は映画事業部門に移り、「踊る大捜査線 THE MOVIE」や「海猿」などテレビドラマの劇場版を次々にヒットさせ、邦画隆盛の立役者の一人となった。昨年6月、常務に就任していた。 関連記事フジ社長に亀山常務昇格 「踊る大捜査