東芝は10日、年内にもブルーレイディスク(BD)プレーヤーやBDドライブ搭載ノートパソコンを発売すると発表した。昨年2月に次世代DVDの規格争いに敗れて以降、BD市場への参入を見送ってきたが、急速な市場拡大を受け方針転換した。 具体的な商品内容などは未定だが、好調な薄型テレビとの相乗効果を出すことで、シェア拡大を目指す。 東芝は同日、BD規格の検討や策定を行う民間団体「ブルーレイ・ディスク・アソシエーション」(BDA)への加盟を申請した。BD参入に踏み切った理由を「対応機器市場の拡大に加え、流通業界やユーザーのニーズを総合的に踏まえた」と説明している。 東芝は次世代DVD規格で「HD DVD」を推進し、ソニーなどのBD陣営と争ったが、米映画大手などがBD側に付いたため敗退し、撤退を表明した。