卸売市場で魚介類や果物の盗みを繰り返したとして、大阪府警捜査3課と福島署は29日、大阪市生野区、鮮魚店経営・白石高志被告(41)(公判中)を窃盗容疑などで逮捕した、と発表した。 鮮魚店では盗んだ伊勢エビやフグなどが市価より安く販売されており、月180万円を売り上げる人気店だったという。府警は近畿2府4県と、愛知、福井両県で159件(2370万円相当)の被害を裏付け、うち14件が起訴された。 発表では、白石被告は1月20日午後9時10分頃、同市東住吉区の市東部中央卸売市場の鮮魚店からフグ約10キロとアワビ約3・2キロ(計5万4000円相当)を盗むなど、2009年8月~今年2月の間に窃盗を繰り返したとされる。 白石被告は、自分の車に業務用の水槽を積み込み、市場内の店舗や倉庫の鍵を工具で壊して侵入していた。白石被告は「不景気で借金ができ、仕入れができなかった。体長2メートルのサメを盗んだこともあ