壇弁護士のこのエントリーでの高木先生に対する反論が著しくピントがずれている。あまりにピントのずれ方が酷いのでどのようにピントがずれているのか解説する。 壇弁護士については多くの人が御存じだろうが、Winny 作者の金子氏の刑事裁判のときに無罪を勝ち取ったときの弁護士である。ちなみに元技術者である私も金子氏は無罪であると確信していた。法を犯すことを目的として開発された技術製品で無ければ、その製品は法的に中立でありそもそも作製者が刑事裁判の被告になること自体がおかしい。 だが壇弁護士のエントリーはあきらかにおかしい。彼が弁護士と言う職業だからそのように言わしめているのかもしれないが、件のエントリーでは情を知らず違法でさえなければどのような技術製品でも存在してもよいことになり、またそのような技術製品を積極的に使ってもよいことになってしまう。 高木先生が問題にしているのは金子氏やユーザが有罪か無罪