本日の読売新聞朝刊(首都圏版のみ?)社会面(p.29)の「ブラックベリーなぜ規制」という記事に私のコメントが掲載されました。 ブラックベリーのデータ通信機能がデータ圧縮と暗号化を行いRIM社のサーバを経由してインターネットと通信することでそれぞれの国の通信事業者側での監視・検閲やテロ・犯罪対策のための盗聴ができなくなることと、またそれら通信内容が他国を経由することについて各国が懸念しサービス提供元のRIM社と激しい駆け引きを行っている現状について述べたものです。 実際には多くの西側諸国の当局とは捜査協力の関係にあると思われ、問題が表面化しているのはRIM社との交渉がうまくいっていない国々と考えらます。SSL/TLSやVPNはどうなのかなど微妙に話しにくい部分や、政治、宗教、経済なども関係し話しにくい部分もあり、限られた紙面、社会面という性質上うまく伝えられないところもあったかとは思います。