東京オリンピック・パラリンピックを控え、羽田空港の増便が計画される中、1日、成田空港にLCC=格安航空会社の新たな路線が就航しました。成田空港会社は、若者などを中心に利用者を取り込み、激しくなる空港間の競争に勝ち残りたいとしています。 1日、成田空港で記念の式典が開かれ、満席に近いおよそ170人が乗った第1便が出発しました。 また、日本航空が新たに設立した国際線のLCC「ジップエア」の西田真吾社長も記者会見を開いて、成田に本社機能を置いたことを発表しました。 西田社長は「成田にはLCCが集まっているため、別のLCCが運航する国内線に乗り継ぐことも容易で、利用者にとってもメリットがあるのではないか」と述べました。 東京大会を控え、羽田空港での増便が計画される中、成田空港会社はLCC専用の第3ターミナル拡張などで誘致を図り、若者などを中心とした利用者の取り込みに力を入れることにしています。 成
日本航空の子会社で2020年の就航を目指す新たなLCC=格安航空会社のブランド名が「ジップエア」と発表されました。 「ジップエア」の「ジップ」は、英語で矢などが素早く飛ぶ様子を表現したことばで、フライトの体感時間が短い航空会社であることを表現したということです。 会社は8日、国土交通省に対して事業許可の申請を行い、来月から社員の募集をはじめ、来年の夏ダイヤから成田とバンコク、ソウルを結ぶ路線で定期便を就航させる予定だということです。 その後、早ければ再来年の夏ダイヤから欧米の路線への就航も検討しているということです。 「ジップエアトーキョー」の西田真吾社長は「海外の航空会社をはじめライバルは多数いるが日本の航空会社として、お客様に納得いただける価格とサービスを両立していきたい」と話していました。
国土交通省は、LCC=格安航空会社から、乗客が少ないことが事前にわかった場合は欠航できるように規制を緩和する要望が出ていることから、国内線の定期便で「乗客が少ない」ことを理由に欠航を認めるかどうか検討を始めることになりました。 これに対し、国内のLCC=格安航空会社からは、欠航が柔軟に認められれば採算面で難しかった地方と地方を結ぶ路線の開設が可能になるほか、運賃の引き下げにもつながるなどとして、国土交通省に乗客が少ないと事前にわかった場合も欠航できるように規制を緩和する要望が出されています。ただ、乗客が少ないという理由で欠航を認めた場合、利用者の利便性を損なうことになります。 このため国土交通省は、航空券を買った人にいつまでにどういう手段で連絡するのかや、代わりの交通手段を確保できるかどうかなど、有識者の意見を聞きながら慎重に検討を進めることにしています。
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