「僕がやれなかったら日本が負けたってことになる」 こう語るのは、自動運転のソフトウエアを開発するスタートアップ企業「ティアフォー」の創業者で、東京大学の准教授をしている加藤真平さん(40)です。グーグルやアマゾン、中国のバイドゥなど巨大IT企業が存在感を示すこの分野で、創業8年の企業が今、世界的な注目を集めています。(経済部記者 當眞大気)
![「ティアフォー」創業者 加藤真平氏 オープンソース戦略で覇権目指す | NHK | ビジネス特集](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3095d732e9eded3d76e237ef916c04cca2cc589b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20230110%2FK10013945461_2301101252_0110134031_01_20.jpg)
はじめまして、ティアフォー技術本部 Planning / Controlチームで開発を行っている堀部と申します。 今回は状態推定の王道技術「カルマンフィルター」が実際に自動運転で用いられるまでの道のりやノウハウなどを書いていこうと思います。 みなさんはカルマンフィルターという言葉を聞いたことがありますでしょうか。 カルマンフィルターとは「状態推定」と呼ばれる技術の一種であり、自動運転においては現在の走行状態、例えば車速や自分の位置を知るために用いられます。 非常に有名な手法で、簡単に使えて性能も高く、状態推定と言えばまずカルマンフィルターと言われるほど不動の地位を確立しており、幅広いアプリケーションで利用されています。 使い勝手に定評のあるカルマンフィルターですが、実際に自動運転のシステムとして実用レベルで動かすためには多くの地道な作業が必要になります。 この記事では、カルマンフィルターが
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