創刊当初の「アンアン」は「旅」を主なテーマに、ヴィジュアル中心の誌面構成や当時では珍しかった海外ロケを頻繁に行うなど、従来のスタイルにはない斬新な方法で雑誌を製作していた。展覧会では、その後のエディトリアルデザインに多大な影響を与えた堀内誠一のもとで創刊当時から「アンアン」に携わり、後に「ポパイ」のアートディレクターを務めた新谷雅弘の活動を、「雑誌のデザインは編集部を描いた絵」「雑誌のレイアウトに課せられているのは人間くさい部分の表現」など同氏の掲げる独自のデザイン哲学や、1970〜1980年代の紙面デザインと共に紹介する。そのほか、誌面に登場したさまざまなイラストレーター達の仕事や作品を展示する。 また、同展覧会の開催に合わせて関連イベントを実施。東京・中目黒にあるカセットテープ専門店「waltz」のオーナー 角田太郎をゲスト講師に迎え、1980年代に主流だったカセット文化とサブスク時代
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