以前にもご紹介した「少子化と男女共同参画に関する社会環境の国際比較報告書」をじっくり読みはじめました。 まず目を引いたのは、「性別役割意識度の解消度」「雇用機会均等度」「ライフコース選択の自由度」などの項目において、日本がもっとも低いこと。そして、女性の「社会進出」が同レベルの国と比べて出生率が著しく低いこと。逆に日本人の労働時間はもっとも長いなど、おらぁこんな社会やだぁ、と歌いたい気分で、ちょっぴりブルー。というか、やっぱりブルー。限りなくブルー。 日本の場合、仕事と生活の両立支援や子育ての環境整備が整っておらず、働きながら子供を育てる状態を作り出したり許容する流れがない、ということになるでしょうか。いくつかの雑誌や新聞の論調では、いまだに「生まないわがままな女が増えた」とか、「女性の身体が狂っているんだ」とかアレゲな発言が飛び交っていますが、以前から国民生活白書などの統計から経済的理由