ブックマーク / kotobahiroi.seesaa.net (30)

  • あり得る(ありうる): 言葉拾い

    起こる可能性がある。当然考えられる。 ・あり○るよね ・あり○る気がする ・あり○るんじゃない 私はよく「う」と「え」の間で舌が迷うことがあり、 常々「ありうる」って言い回しずらいなーと思っていたんです。 今回調べてみると、苦手な文法の話しが全面に出てきて理解に苦しみましたが、そのあたりの事情がわかりました。 元々、古語に「あり得」(ありう)という語がありました。 意味は“生きていることができる” それが「ありうる」に変化し、口語として定着したものです。 一方、単体で使う「得る」は、 元々古語の「得」(う)という言葉で、 それが「うる」と「える」の二つに変化しました。 今では「える」の方が一般的になっています。 「ありうる」は文語の「うる」の活用が残ったものです。 以下に活用を並べてみます。 ■文語「うる」(下二段活用) ありえ(ず)---ありえ(たり)---ありう---ありうる(こと)-

    mojiura
    mojiura 2009/11/04
    「あり得る」の説明。「ありうる」であって、「ありえる」ではない件。理屈がわかっても、やっぱり迷う文字裏太郎。
  • 瀟洒(しょうしゃ): 言葉拾い

    すっきりとあか抜けしているさま。 俗っぽくなくしゃれているさま。 「瀟洒」というと、マンション・ホテル・邸宅・館など、建物のイメージが浮かびます。 例題に「瀟洒な身なり」とあるように他にも形容できるのでしょうが、あまり建物以外の表現を見聞きしたことがありません。 ちょっとおもしろい現象だなと思いました。 「瀟」ショウ 1、清くすがすがしい 2、風雨がはげしいさま 「洒」シャ・サイ 1、すすぐ。水をかけて洗う 2、さっぱりしている 見ても書けない難しい漢字の「瀟」は「瀟洒」以外にはほぼ使われていません。 「洒」のつく熟語には、「洒脱」「洒落」があります。 ・洒脱(しゃだつ) 俗っぽくなく、さっぱりしていること。あかぬけしていること。 「瀟洒」に贅沢で華美なイメージを持っていましたが、「瀟洒」は「洒脱」とよく似た意味だったんですね。 「洒落」は、「しゃらく」と「しゃれ」の読みがあります。 ・洒

    mojiura
    mojiura 2009/11/02
    「洒」は「酒」じゃない。覚えなきゃ。覚えるぞ。「洒落(しゃれ)」と「洒落(しゃらく)」はニュアンスが違うらしい。これも覚えたい。
  • 敷衍(ふえん)布衍/敷延: 言葉拾い

    1、延べ広げること。 2、(文章・談話などに)説明を加えて判りやすくすること。 この言葉も知りませんでした。 例文としては、 ・憲法を敷衍して人権向上を図る ・環境負荷という観点で敷衍してみようと思う。 ・誤差が±5%で全体に敷衍できる統計 ・ノウハウの敷衍で防げた可能性のある事故 さて、「衍」はどんな意味をもっているのでしょうか。 「衍」エン 1、水が流れる 2、あふれる 3、ひろがる=延 「衍」の付く熟語でおもしろい発見だったのは、 「衍字」(えんじ) “文章の中に誤って入った余計な文字” これも馴染みのない語だと思うのですが、 対語が「脱字」と知ると、ホーっと思ってしまいました。 「衍入」「衍文」なる言葉もあります。 誤って挿入された文字・語句・文のことです。 これだけ copy&pastしまくりのワープロでの文書作成で、ミスも多いでしょうから「衍入」(えんにゅう)という言葉が飛び交

    mojiura
    mojiura 2009/10/29
    「衍(えん)」の字の使いかた。「衍字(えんじ)」など。
  • 新参者(しんざんもの): 言葉拾い

    新たに仕えた者。新たに加入した者。 「新参」とは、 1、新しく仲間に加わること。新入り。 2、新たに仕えること。新たに奉公に来たこと。 「新参」だけでも「新入り」という意味があります。 対語は「古参」 新参・新顔・新人・新米 に対して、 古参・古顔・古手・古株 「ベテラン」は軍人を指す言葉でもありました。 veteran(ベテラン) 名詞)老練者/老兵、退役軍人、使い古したもの 形容詞)歴戦の/老練な 「老練」(ろうれん) 経験を多く積み、物事によく慣れていて巧みであること。 ところで、 「新米」ですが、 収穫したばかりの新米にたとえているのかと思っていましたら、違いました。 昔、商家に就職した奉公人は、前掛けをしていました。 新入りの前掛けは新しい。新しい前掛け。 ということで、新前「しんまえ」と呼ばれていました。 それが、だんだん前掛けをしなくなったため、 「前」の字が音転化し、「米」

    mojiura
    mojiura 2009/10/19
    東野圭吾の「新参者」が図書館で 196 人待ちとのこと。なんだかすごいと思う一方、どこかで何かが間違ってるようにも思う。
  • 多数が支持して定着した読み方: 言葉拾い

    今回は、誤った読み方が定着した例を集めてみました。 「慣用読み」とは、 正式な読み方以外によく用いられる読み方。 「来の読み」(慣用読み) 固執「こしゅう」(こしつ) 確執「かくしゅう」(かくしつ) 情緒「じょうしょ」(じょうちょ) 端緒「たんしょ」(たんちょ) 独壇場「どくせんじょう)(どんだんじょう) 断截「だんせつ」(だんさい) 直截「ちょくせつ」(ちょくさい) 撹拌「こうはん」(かくはん) 重複「ちょうふく」(じゅうふく) 執着「しゅうじゃく」(しゅうちゃく) 忌諱「きき」(きい) 消耗「しょうこう」(しょうもう) 減耗「げんこう」(げんもう) 口腔「こうこう」(こうくう) 膏肓「こうこう」(こうもう) 稟議「ひんぎ」(りんぎ) 漏洩「ろうせつ」(ろうえい) 捏造「でつぞう」(ねつぞう) まだ勢力が半々くらいの過渡期のものから、ほぼ慣用読みが定着したものまで、いろいろあるものです

    mojiura
    mojiura 2009/10/15
    慣用読み。ほとんど知らない。知ってたのは「端緒」「独擅場」「直截」「重複」くらい。勉強べんきょう。
  • 乱入(らんにゅう): 言葉拾い

    大勢が乱暴に入り込むこと。 「爆笑」でも私は同じような勘違いをしていましたが、 どちらも“大勢”という要素があります。 「乱闘」は“敵味方入り乱れてたたかうこと” 「乱」は、 “みだれる”“混乱する”“礼儀をうしなう” “みだりに”“むやみに”などの意味があります。 熟語も多く頻出の語ばかりです。 戦乱・動乱・内乱・反乱・ 混乱・錯乱・狂乱・波乱・酒乱・散乱・乱雑・ 乱打・乱調・乱読・乱造・乱伐・乱発・乱用・乱立 「乱獲」を検索していておもしろいページを見つけましたので、紹介します。 http://www.geocities.jp/zetumetu2005/zetumetu-genin.htm 動物たちがどんな理由で絶滅してしまったのかをかわいらしいイラストつきで説明してくれています。 辞書に、 「乱れ箱」(みだればこ)というのがありました。 着物や手回り品を入れるふたのない浅い箱。 「乱

    mojiura
    mojiura 2009/10/07
    一人のときは「乱入」とは言わないらしい。大勢で入ってくるから「乱入」(「爆笑」と似てる)。もしかすると「濫入」と使い分けがある?
  • みだりに(妄りに/猥りに/濫りに): 言葉拾い

    1、分別なく行うさま。 2、正当な理由や資格もなく行うさま。 「みだりに」は、 動詞「乱る」 ↓ 形容動詞「みだり」(乱り/妄り/猥り/濫り) ↓ 副詞「みだりに」(妄りに/猥りに/濫りに) という成り立ちのようです。 「みだら」(淫ら/猥ら)は、「乱れる」「乱り」と同源です。 みだりにに当てられた漢字「妄」「猥」「濫」がどれも私には意外なものでした。 それぞれの漢字を見てみると、 「妄」 ボウ・モウ 1、みだり。すじの通らないこと。でたらめ。 2、みだりに。むやみやたらに。 妄想・妄執・妄信などすぐ浮かびますが、「妄」自体の意味を調べたことはありませんでした。 「猥」 ワイ・みだ-りに 1、みだりに。むやみに。 2、みだす。みだれる。 3、みだら。 「猥」は、卑猥・猥談 など“みだら”の意味しか頭にありませんでした。 「濫」 ラン・みだ-れる 1、水があふれひろがる---氾濫 2、みだり

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    当用漢字のときの「同音の漢字による書きかえ」の件で、公用文(例:濫用)と新聞(例:乱用)とで不統一になった、という話。ちょっと興味あり。後で調べてみたい。
  • 冒頭(ぼうとう): 言葉拾い

    文章や談話のはじまりの部分。前置き。 日経の「春秋」覧で、 「冒」という字は、頭巾のたぐいを深くかぶり目だけを出している姿を表しているそうだ。 それがかぶとをつけて進撃する格好にも見え、無頓着に行動することを指した。との記事を目にしました。 記事は、「冒険」「流行性感冒」をあげ、新型インフルエンザ対応のことで結んでいます。 その後に目にしたのが「冒頭」でした。 「ぼうとう」はよく使っていたはずですが、「冒」の字だったことに気づかされました。 「冒」 ボウ・モウ・おか-す・おお-う 目におおいをかぶせたさまで、おおう意。 1、おおう 2、おかす 3、むさぼる 「冒頭」は「頭をおおう」という解釈でしょうか。 そこから“前置き”という意味になる道筋が知りたかったのですが、見つかりませんでした。 「冒頭」の反対語はという質問の回答はありました。 「冒頭」は文章だけには限らないので、 文末・終末・末

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    末尾に「尚、『涜』は1983年にJISが作った略字です」とあるけど、本当でしょうか? なんとなく JIS がやっちゃう以前にもこの字体は存在していて、JIS は追認しただけ、と思うのですが……。あとで調べようと思う。
  • 重複形容詞: 言葉拾い

    「重複形容詞」という文法語的な堅い言葉を見つけました。 「重複形容詞」は知らなくても、私達は日々様々な場面でこれらの表現を使っています。 ういういしい(初) かいがいしい(甲斐) すがすがしい(清) どくどくしい(毒) ふくぶくしい(福) みずみずしい(瑞) ぎょうぎょうしい(仰) とげとげしい(刺) ばかばかしい(ばか) まがまがしい(禍) めめしい(女) おおしい(雄) しらじらしい(白) なまなましい(生) はなばなしい(花/華) そらぞらしい(空) りりしい(凛) あらあらしい(荒し) かるがるしい(軽し) さむざむしい(寒し) にくにくしい(憎し) わかわかしい(若し) いたいたしい(痛し) ずうずうしい(図太し) ふてぶてしい(太し) おもおもしい(重し) こうごうしい(神々し) たけだけしい(猛し) にがにがしい(苦し) よわよわしい(弱し) いまいましい(忌む) おどろおど

    mojiura
    mojiura 2009/08/04
    「おどろおどろしい」が「驚く」からきている件。畳語は連濁があるが、擬音語・擬態語には連濁がない件。
  • しどけない: 言葉拾い

    「しどけない」を皆さんはどのように理解してらっしゃいますか。 私は、“色っぽい”という意味を含んだ言葉のように受取っていました。 さて説明しなさいと言われれと、言葉につまります。 辞書を引いてみると、 1、身なりなどがきちんとせずだらしない。しまりがない様子である。 2、順序が乱れている。秩序がなく雑然としている。 どこにも色っぽいニュアンスはありません。 「しどけない」って、たんにだらしがないという意味だったのかと、ちょっと釈然としないままに終わってしまいました。 それが、あるに、 胸元がはだけていたり、着物の裾がみだれている様子とあり、 やっぱり女性がしどけない場合は、色っぽい要素があるのではと思い直しました。 さらに調べてみると、違う辞書には、 1、 服装や髪が乱れていてだらしがない。むぞうさでしまりがない。 2、 うちとけた感じで、つくろわない。乱雑であるが、親しみを覚えて好まし

    mojiura
    mojiura 2009/05/25
    「しどけない」と「しどろもどろ」の「しど」は、同じ意味らしい。言われてみるとたしかに。気づいてませんでした。
  • 割・分・厘: 言葉拾い

    尺貫法が無くなり、「分」「厘」の影も薄くなってしまいました。 辞書でそれぞれ引いて見ましたが、いろいろな項目があって混乱してしまいました。 それで、私なりに「割」「分」「厘」の関係を整理してみました。 ◆長さ 尺・寸・分・厘 ◆重さ 貫・匁・分・厘 ◆貨幣 円・銭・厘 ◆足袋・のサイズ 文・分 ◆体温 度・分 ◆数の単位 分・厘 「分」と「厘」の共通項は、長さ、重さ。 「割」「分」「厘」の共通項は、歩合のみでした。 野球の「打率-2割8分3厘」という言い方で、今も残っています。 ※以前、《二つの位をもつ「分」》というタイトルで取り上げましたが、 「分」は少数第1位と第2位の両方を兼ねているという妙なことになっています。 一般的には、数値としては10分の1、歩合としては100分の1。 そういう訳で、「分」と「割」には 似たような言い回しがあります。 ・分がある(有利な情勢) ・分が厚い(厚

    mojiura
    mojiura 2009/05/18
    あまり意識してなかったけど、分野によって用いられかたが違うのですね。これを「合理的でない」ととるか、「文化的」ととるか。
  • なに「か」を気にしてみる: 言葉拾い

    「なにかと」は、1つに限らずあれこれとの意味。 ・なにかと忙しい ・なにかと便利である この「なにか」は、 “なにかいいことないかな”の「何か」ではなく、 「何」と「彼」(か)でできたものです。 「何彼と」となります。 「彼」(か)は 「あれ」の意。 「何」と対になって物事を漠然と指します。 「なにやかや」「なにかにつけて」もこの「彼」です。 「彼」の「か」という訓が常用漢字表にないため、かな書きされることがほとんどで、語源がわかりずらくなっています。 「彼」は、“はなれる”という意。 はなれたものをさす代名詞に用います。 ・彼処(かしこ)----あそこ。あのところ。 ・彼方(かなた)----あちら。むこうのほう。 「たそがれ」も「彼」です。 夕暮れ時の薄暗い中で、 「誰そ彼」→「たれそかれ」→「たそがれ」 「黄昏」は当て字でした。 彼は誰「かわたれ」という明け方を指す言葉もありました。

    mojiura
    mojiura 2008/04/07
    「なにかと気になる」の「なにかと」が、「何彼と」であることについて。
  • 乙なもの: 言葉拾い

    ・乙な人 ・乙な味 ・乙なことを言う 最近、あまり「乙な・・」を耳にすることもなくなりましたが、 この「乙」は、甲に対してランク下の意味ではありません。 邦楽で高い音域の音を「甲」(かん)といい、 それより一段低い音を「乙」といいます。 低くて渋い声を「乙な声」といい、むしろ「甲高い声」よりも良いとされました。 「乙」 1、ちょっと気がきいていて趣のあるさま。 2、ちょっと変わっているさま。妙だ。 そういえば、甲高い声というのは 音域の「甲」なんですね。

    mojiura
    mojiura 2008/04/07
    「乙な人」などの「乙」と、「甲高い(かんだかい)」の「甲」とのつながりについて。
  • 繰り返し記号: 言葉拾い

    「人々」「堂々」などの「々」は、 しょっちゅう使っていますが、 さて、何と言うのでしょう? 「同の字点」(どうのじてん)と言うんです。 (「ノマ点」とも言われています) 長年使ってきて、初めて知りました。 「々」は漢字ではありません。繰り返し記号です。 繰り返し記号には、以下の4種類ありますが、 公文書では原則的に、「々」以外は用いられません。 ● 々 「同の字点」 漢字一字の繰り返しのとき使用。 ● 〃 「ノノ点」 表や帳票での文字・数字の繰り返しのとき使用。 ● ゝ/ゞ 「一つ点」 仮名一字の繰り返しのとき使用。 ● く/ぐ 「くの字点」 縦書きで、仮名二字以上の繰り返しのとき使用。 これらの符号は 「繰り返し符号」「反復符」「踊り字」「畳字」「かさね字」などいろいろな名前で呼ばれています。

    mojiura
    mojiura 2008/03/11
    「二の字点(ゆすり字)」は、もう出てこない。たぶんこのまま失われてしまうのだと思うと、ちょっと寂しい。参考→http://www.benricho.org/symbol/symbol.html
  • 嵩に懸かる(かさにかかる): 言葉拾い

    1、優勢に乗じて攻めかかる。 2、優位の地位・立場をいいことにして相手を威圧する。 「嵩に懸かった言い方」、 「嵩に懸かって攻め立てる」 などと言います。 「嵩」は、 文字通り、山が高いという意の字でしたが、 「費が嵩む」、「荷物が嵩張る」、「嵩高い人」・・ というように、 高さというより、“かさ・体積”という意味で使われています。 「かさ」違いで、 「笠に着る」という慣用句があります。 1、微力な者が権勢者の後援を頼りにして威張ること。 2、自分の施した恩徳をいいことにして威張る。 こちらの「笠」は頭にかぶるものです。

    mojiura
    mojiura 2008/03/10
    「かさ」のいろいろ。知りませんでした。勉強べんきょう。
  • 宥和政策(ゆうわせいさく): 言葉拾い

    他国の強硬な外交政策に対して、ある程度の譲歩をして衝突を避け、当面の安定を維持しようとする外交政策。 政治は経済よりももっと疎いので、「宥和政策」は見知らぬ言葉でした。 「宥和」とは、 相手の態度を大目にみて仲よくすること。 同じ読みで「融和」という字もありますが、 こちらは 打ち解けること。 一般的に他の国と仲良くやっていく政策です。 「融」は「とける」、なかよくすること。 「宥」は「なだめる」です。

    mojiura
    mojiura 2008/03/04
    「宥和」と「融和」。
  • 手練手管(てれんてくだ): 言葉拾い

    人をだますやりくち。 「手練」も「手管」も同じ意味で、同義の語を重ねて意味を強めたもの。 「手練」は 「しゅれん」と読めば、なれてじょうずな腕前のこと。 「手」の読みは、シュ、ズ、て、た 読みのバリエーションは多いですね。 「下手」は、「しもて」「したで」「へた」 「上手」は、「かみて」「うわて」「じょうず」「じょうしゅ」 一手(いって)、先手(せんて)、大手(おおて/おおで)、 得手(えて)、勝手(かって)、素手(すで)、 痛手(いたで)、苦手(にがて)、諸手(もろて) 手綱(たづな)、手繰る(たぐる)、手向け(たむけ) さらに おもしろい読みが、 ・手水(ちょうず) 「てみず」の転。 手や顔を洗う水。 ・手弱女(たおやめ) 1、やさしい女。しとやかな女。 2、浮かれ女。あそびめ。

    mojiura
    mojiura 2008/02/13
    完全に「手練(てれん)」と「手練れ(てだれ/てたれ)」を混同していました。
  • 強持て(こわもて): 言葉拾い

    恐れられて厚遇されること。 人にこびない、とっつきにくそうなところが好感をもたれること。 「こわもて」と言ったら「強面」しか知りませんでした。 「強持て」という表現もあったんですね。 「強持てのする人」などと言いますが、 この「持て」は、 異性にもてるの「持てる」と同じです。 「もてる」が「持てる」だったとは 以外。 雑誌で「モテる」を目にすることが多く、 マスコミの造語かなくらいに思っていました。 ちなみに、 「強面」は「こわおもて」の変化で、 きつく恐ろしい顔つきのこと。

    mojiura
    mojiura 2008/02/13
    完全に「強面(こわもて)」と「強持て(こわもて)」を混同していました。
  • 書けますか?「牽」「鬱」: 言葉拾い

    「牽」という字、皆さんは書けますか? 見ても、ゴシック体だと どういう作りになっているのかよくわかりません。 書き順を知るために漢和を引きましたが、私の漢和には載っていませんでした。 明朝で文字を拡大してみたら、「糸」の上部分にワ冠がのっているようです。 ますます書き順が気になります。 「牽」の読みは、ケン・ひ-く 意味は、 1、ひく。ひっぱる。 2、ひきつける。ひきつけられる。 3、つらなる。つづく。 意味の広がりもなく、熟語も 「牽制」「牽引」ぐらいしかありません。 問題は書き順だけ、調べてみたいと思います。 さらに複雑な構造の字は、 「」(うつ)ですが、 ネット上に覚え方が紹介してありました。 ↓ ↓ 「リンカーンはアメリカコーヒーを3杯飲んだ」 (「林」「缶」「ワ」「※」「コ (横向き)」「ヒ」「彡」) 「※」の部分は米を表していて、 「※ヒ」部分は、器の中に米を入れ、香草とと

    mojiura
    mojiura 2007/12/10
    「鬱」の覚えかた。→「リンカーンはアメリカンコーヒーを3杯飲んだ」→「林」「缶」「ワ」「※」「コ (横向き)」「ヒ」「彡」。
  • 丁寧(ていねい): 言葉拾い

    今回も「丁」続きでまいります。 ・丁寧(ていねい) 丁寧の語源は、金属製の楽器でした。 昔、中国の軍隊で警戒や注意を知らせるために鳴らす楽器を「丁寧」といいました。 そこから注意深くすることを「丁寧」と言うようになり、 細かい点まで気を配ること。 礼儀正しく心がこもっていることも意味するようになりました。 そもそも「丁」(テイ、チョウ、ひのと)の意味は、 「テイ」 1、ひのと。十干の四番目。 2、物事の第四位。甲乙丙丁 3、働きざかりの男 4、官に徴発して使役する役夫。 「チョウ」 1、偶数 2、書籍の表裏二ページ分の紙葉。 3、(「長」とも書く)まるまる。ちょうど。 4、官に徴発して使役する役夫 一、単位(助数詞) 他にも 読みが独特の ・丁稚(でっち) ・丁髷(ちょんまげ) おもしろい表現の ・丁々発止(ちょうちょうはっし) 刀など、物を続けてうつ音。 単純で、誰もが知っていて、書くこ

    mojiura
    mojiura 2007/12/03
    丁寧の語源について、「ストレート直球だなあ」と思って検索してみたら、もう少し詳しい情報を発見。やはり、やや変化球気味。→ http://www.asahi-net.or.jp/~qm4h-iim/k050410.htm