起こる可能性がある。当然考えられる。 ・あり○るよね ・あり○る気がする ・あり○るんじゃない 私はよく「う」と「え」の間で舌が迷うことがあり、 常々「ありうる」って言い回しずらいなーと思っていたんです。 今回調べてみると、苦手な文法の話しが全面に出てきて理解に苦しみましたが、そのあたりの事情がわかりました。 元々、古語に「あり得」(ありう)という語がありました。 意味は“生きていることができる” それが「ありうる」に変化し、口語として定着したものです。 一方、単体で使う「得る」は、 元々古語の「得」(う)という言葉で、 それが「うる」と「える」の二つに変化しました。 今では「える」の方が一般的になっています。 「ありうる」は文語の「うる」の活用が残ったものです。 以下に活用を並べてみます。 ■文語「うる」(下二段活用) ありえ(ず)---ありえ(たり)---ありう---ありうる(こと)-