ブックマーク / srad.jp (13)

  • ワープロの絵文字 | yasuokaの日記 | スラド

    SHARP書院WD-A521のマニュアル「WD-A521/A541/A551 日語ワードプロセッサ取扱説明書(文書編)」を読んでいたところ、文字コードの記号一覧のところに、絵文字が160種類ほど収録されているのを見つけた。絵文字の中にマル金とマルビが含まれていることから、あるいは1984年頃にデザインされた可能性が考えられるが、WD-A521それ自体は1990年11月の発売だ。だとすると、これより古い書院にも、絵文字が搭載されているのかもしれない。 ただ、ワープロのマニュアルは、どこの図書館を探しても所蔵がない。SHARPも、既に当時のマニュアルは破棄してしまっており、全く在庫がないようだ。だとすると、個人蔵のマニュアルを探すことになるのだけど、全く雲をつかむような話で…。この日記を読んだ方で、手元に古いワープロ(書院に限らない)のマニュアルをお持ちの方は、ぜひ文字コードのページを調べて

  • テプラの絵文字 | yasuokaの日記 | スラド

    ワープロの絵文字の読者から、KING JIMのテプラPROを教えていただいた。取扱説明書をざっとチェックしてみたところ、現時点ではSR550が収録文字数が最も多いようだ。それにしても、絵文字だけで1066字も収録されてるなんて、中はどんな文字コードになってるんだろ?

    mojiura
    mojiura 2010/01/04
    なるほど、たしかに、テプラにも絵文字がありますね。絵文字、奥深し。
  • どうして常用漢字表を改定するハメになったのか | yasuokaの日記 | スラド

    『新常用漢字表が迫るUnicode移行、「シフトJIS」では対応不可能』(日経コンピュータ, No.745 (2009年12月9日), pp.89-93)の読者から、「そもそもどうして常用漢字表を改定しなきゃいけないんですか」と質問された。それはもちろん、平成17年3月30日に文部科学大臣から諮問第15号「情報化時代に対応する漢字政策の在り方について」が文化審議会に対して…、と答えかけて、私(安岡孝一)自身、途中で答につまってしまった。だって、文部科学大臣の諮問は、以下のようなものだったはずだ。 種々の社会変化の中でも,情報化の進展に伴う,パソコンや携帯電話などの情報機器の普及は人々の言語生活とりわけ,その漢字使用に大きな影響を与えている。このような状況にあって「法令,公用文書,新聞,雑誌,放送など,一般の社会生活において,現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安」である常用漢字表(昭和5

    mojiura
    mojiura 2009/12/24
    本質論。
  • 高校英語教科書におけるQWERTY配列 | yasuokaの日記 | スラド

    英語における文字頻度とタイプライターのキー配列」(英語教育, Vol.58, No.6 (2009年9月), pp.74-75)の読者から、「現行の高校英語教科書(リーディング)」って何ですか、というお尋ねがあった。隠しておいてもいずれわかることなので、ここではっきり書いておこう。『Power On English Reading』(東京書籍, 2009年2月)という現行の高校英語教科書(リーディング) Lesson 5「The Typewriter―A Lesson in Design」に出てくる、以下のQWERTYネタのことだ(p.74)。 Today's keyboards are not in alphabetical order. Why did the ordering change? It was to overcome a mechanical problem. If a

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    「今後4~5年は、このネタに騙された高校生が世の中に大量に輩出されることになるのだろう」とのこと。確かに大変そう。
  • 幻のMS明朝ver3.00 | yasuokaの日記 | スラド

    『新常用漢字(仮称)試案の字体における問題点』の読者から、文化審議会国語分科会漢字小委員会が使っているMS明朝は、ver5.00でもver2.50でもver2.31でもなく、幻のver3.00なのではないか、という指摘があった。 MS明朝ver3.00は2005年にリコーが開発したフォントで、PAGE2006でその一部が公開されたが、結局VistaではMS明朝ver5.00までバージョンが上がってしまった、という幻のフォントだ。確かにそう言われてみると、たとえば2008年7月15日の漢字小委員会の資料2は、全体としてはMS明朝っぽいのだが、「茨」の字体がかなり微妙だ。ver2.xとは4画目が違うし、ver5.00とは5画目が違う。幻のver3.00の字形にすこぶる近い。 だとすると、新常用漢字表(仮称)試案の「鬭」も、MS明朝ver2.31ではなく、あるいはMS明朝ver3.00かもしれな

    mojiura
    mojiura 2009/07/21
    なんだか本筋とは微妙にずれた方向にコアな知識が活用されている。こういう展開、大好きです。
  • 小書きの「ヒ」と小書きの「ケ」 | yasuokaの日記 | スラド

    芝野耕司の『電子翻刻における「読み」と「見たまま」』(青空文庫オフ会、2009年7月4日)の中に、唐突に私(安岡孝一)の名が出てきたので、とりあえず全部聞いてみた。聞いていて、JIS X 0213に小書きの「ヒ」を追加した時のことを思い出したので、ここに記しておこうと思う。 JIS X 0213に小書きの「ヒ」を追加した理由の一つに、夏目漱石の作品がある。『吾輩はである』にも出てくるのだが、その時、私が注目した作品の一つが『野分』だった。春陽堂版(1908年9月)だと、p.463に「フヒヂアス式」という単語が出てくるのだが、この「ヒ」が明らかに小さい。「コスメチツク」(p.410)の「ツ」とか、「雜子ケ谷」(p.389)の「ケ」とかは全然小さくないのに、「フヒヂアス式」の「ヒ」だけが圧倒的に小さかった。 ところが、新潮文庫CD-ROM版『明治の文豪』(1997年1月)だと、「フヒジアス式

    mojiura
    mojiura 2009/07/16
    小書きの「ヒ」の存在(夏目漱石)。小書きの「ゲ」の可能性もあった? 偉大な小説家とはいえ、たった一人が何箇所かで使っただけの字が文字コードに影響を及ぼすというのは、ちょっとどうかと思う。私だけ?
  • 人名用漢字になった祷と穹 | yasuokaの日記 | スラド

    昨日の官報をチェックしていたところ、法務省令第24号で「祷」と「穹」が無事、人名用漢字に追加されていた(官報号外第93号pp.1-2)。パブリックコメントに送った私(安岡孝一)の意見が採用されて、ちゃんと になったのは、まあよかった、と言っていいのだろう。 しかし、「祷」を出生届に認容する神戸家裁伊丹支部の審判(平18(家)1016号)が2007年2月23日、「穹」を出生届に認容する大阪家裁の審判(平18(家)7444号)が2007年4月10日だから、この子供たちは、もう2歳の誕生日を過ぎているはずだ。しかも、法務省側の即時抗告から大阪高裁決定(2008年3月18日)まで1年もかかった上に、大阪高裁決定から戸籍法施行規則改正(2009年4月30日)までさらに1年あまり。人名用漢字を増やすのは、あまりに骨の折れる作業だ。 これで人名用漢字は985字になったのだけど、さて、世の中の人たちは、ど

    mojiura
    mojiura 2009/05/08
    いつのまにか人名用漢字が増えちゃってる件。
  • 安岡孝一の日記: 失われたX'mas

    昨日の『ゆれるX'mas』に関して、研究社『新英和中辞典』第4版(1977年8月)というのを教えてもらったので、さっそく1824ページを見に行ってきた。 Xmas[krísmǝs] n. =Christmas. 【語法】キリストを意味するギリシア語の頭文字ΧをChristに代用したもので,主として商業通信文・広告文に用いる.正式な場合はChristmasを用いる.X'masは日人の考案によるつづりらしいが,誤りである. …誰だよ、この項、書いたの。 わざわざ書くのもバカバカしいが、X'masが「日人の考案によるつづり」などというのは、全くのデタラメだ。そもそも16世紀頃のイギリスで使用されていた非標準的つづりXristmasが、その後に省略されていく過程で、XtmasとかXtmasとかX'masとかいう表記が生まれてきた、っていうだけのことだ。その意味では、X'masが「誤り」ならば、

  • 安岡孝一の日記: ゆれるX'mas

    笹原宏之の『漢字の現在:番外編「X'mas」』(三省堂ワードワイズ・ウェブ, 2007年12月25日)を読んでいたところ、以下の部分がどうも気になった。 英語圏では、キリストのミサを意味する「Christmas」を、省略して表記する際には、ギリシャ語の表記の頭文字(Χ(カイ))を採り入れた「Xmas」となる。「X-mas」とハイフンを入れて書くことはあっても、「X’mas」という表記は全く行われなかったという。 19世紀の英語文献を読んでると、X'masって表記、時々みかけるけどな。と思いつつ、books.google.comを調べてみたら、あるわあるわ、これとかこれとかこれとかこれとか…。あるいはこれとかこれなんて、Xtmasになってて、かなりかわいい。少なくとも『「X’mas」という表記は全く行われなかった』なんてのは大嘘だ。 つまるところChristmasの略記法には、Xtmasとか

  • 安岡孝一の日記: 「者の中に点のある渚」と「者の中に点のない渚」

    とつか町だよりにもコメントしたが、「者の中に点のある渚」と「者の中に点のない渚」とに関しては、「辻」や「龍」とは違う、また独特の問題があったりする。とりあえず、人名用漢字表とJIS規格票の周辺を追ってみることにしよう。 JISの原案にあたる『情報交換のための漢字符号の標準化に関する調査研究報告書』(日情報処理開発センター, 1976年3月)では、29区78点に「点のある渚」が収録されていた。また、1976年7月30日に内閣告示された『人名用漢字追加表』にも「点のある渚」が収録されていた。つまりこの時点では、少なくとも内閣とJISの認識は一致しており、「点のある渚」が標準的な字体だったわけである。 ところが法務省民事局は、1976年8月20日に『法務省民二第4726号民事局第二課長依命通知』を全国の法務局長および地方法務局長あてに送付し、各支局長および市区町村長に周知するよう指示している。

  • 安岡孝一の日記: 情報大爆発とQWERTY配列

    「QWERTY(クワーティー)の法則」というものがあることを、ご存じでしょうか。QWERTYは、皆さんのパソコンのキーボード、左上2列目の配列のことです。ABCDEFではなく、なぜこんな奇妙な配列になったのでしょう。これは、1873年にショールズという人が考えた配列です。当時のタイプライターは活字が先端に付いた、細長いスティックで印字していたので、早打ちすると、隣り合わせの棒がもつれてしまうという問題がありました。それで、わざと遅打ちをさせる配列が選ばれたのです。 『QWERTY配列に対する誤解』や『経済学者の知っている古いタイプライター』や『Dvorak配列の宣伝映画』などで、さんざん書いてきたように、QWERTY配列が「わざと遅打ちをさせる配列」であるという根拠はない。どうしても「わざと遅打ちをさせる配列」だと主張したいのなら、キー配列のどの部分が「遅打ち」で活字棒のどの部分が「遅打ち

    mojiura
    mojiura 2007/11/01
    「前書きでガセネタを振るのは、本全体がトンデモだという証左」とある。気持ちはわかるけど「小ネタに誤りがあると本論も誤り」は論理的に誤り。末尾の小ネタがガセであるこの文章の本体も相当あやしい。←墓穴。
  • 1点しんにょうの辻と2点しんにょうの辻 | yasuokaの日記 | スラド

    『JIS2004日語文字セット規格参加者は全員、頭を丸めて土下座せよ』にもコメントしたが、「1点しんにょうの辻」と「2点しんにょうの辻」のどちらがJISに例示されてるか、ってのは、微妙にややこしい問題だったりする。これは「辻」がいわゆる国字だからで、それゆえに『康煕字典体』という概念が及ばなかったりするのが遠因だが、とりあえずJISの規格票とその周辺を、順に追ってみることにしよう。 JIS漢字の原案にあたる『情報交換のための漢字符号の標準化に関する調査研究報告書』(日情報処理開発センター, 1976年3月)では、36区52点に「2点しんにょうの辻」が収録されていた。字体典拠とした『新字源』(角川書店, 1968年1月)が「2点しんにょうの辻」(検字番号8212)を収録しており、かつ『標準コード用漢字表(試案)』(情報処理学会漢字コード委員会, 1971年10月)も「2点しんにょうの辻」

    1点しんにょうの辻と2点しんにょうの辻 | yasuokaの日記 | スラド
    mojiura
    mojiura 2007/10/04
    「辻」だけに焦点を絞った解説。全体像を見失いそうで初心者向けではないけど、全体を理解した上で読むと非常に興味深い内容。
  • Winnyネットワークに広がるRLO利用の拡張子偽装手法 | スラド

    4月13日の日経ITpro記事によると、Winnyネットワークにおいて、Unicodeの制御文字 U+202E(Right-to-Left Override;RLO)を用いて拡張子を偽装したファイルが広まっているそうだ。来はアラビア文字など右から左に記述する文字のために書字方向を変更するための制御文字だが、ファイル名の途中に挿入することで、画面に表示されるファイル名の右端に来る文字列を".txt"など無害な拡張子に見せ掛け、これにアイコン偽装などを組み合わせてexeファイルであることを偽装するようだ。この手法では、もはや単純なファイル名の目視だけでは、exeファイルかどうかの判別ができない。 ファイル名にUnicodeを許容するファイルシステムであれば、実行可能ファイルとならないまでも、同様の問題が発生するものと思われる。(例:奥村先生によるMac OS X上での実験) さらに記事中で紹

    mojiura
    mojiura 2007/08/31
    セキュリティ上の問題があるとは知りませんでした。言われてみれば、確かに。いろいろと悪用できそう。勉強になります。
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