印刷 東京工業大学理工学研究科の牧野淳一郎教授と一橋大学商学研究科の台坂博准教授らの研究グループは、世界一電力効率が高い天文シミュレーション向けの超低消費電力プロセッサーボードを開発した。両大が共同で開発した天文シミュレーション向けスーパーコンピューターシステム「GRAPE―8」の心臓部に搭載する。スパコンの低消費電力化に寄与する。 開発したプロセッサーボード(単体)のピーク性能は960ギガフロップス(1ギガフロップスは毎秒10億回の浮動小数点演算)で消費電力は46ワット。1ワット当たり20・9ギガフロップスの性能を持つ。このボード2枚を消費電力200ワットのパソコンに接続した場合、全体の性能は1ワット当たり6・5ギガフロップスになる。プロセッサー本体には米eASICの構造化ASIC(特定用途向けIC)を使い、開発費を抑えながら高い省エネ性能を持たせた。 従来、汎用(はんよう)計算機
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く