主要インターネット企業の四半期決算発表が続きますが、決算を報じるメディアや読者の反応に違和感を覚えます。 インターネット企業の決算の見方は、メーカーのようにクリスマス商戦などでの季節要因が少ないため、「前年同期比(YoY)」という数値で語るのはあまり意味がなく、かつ環境変化も激しいため「前四半期比(QoQ)」で見るのが妥当かと思います。もう一度言います。YoYではなく、QoQでないと意味ないっす。QoQの各セグメントの売上と営業利益だけ見ればいいんじゃないすかね。 これを感じたのがサイバーエージェントの決算でした。今回の決算がメディアを通して好感されがちだったカラクリを解説しましょう。 営利YoYではなく、営利QoQやコスト構造推移を見よう Venture Nowからこんな記事が出ています。 サイバーエージェント1Q営業176%増 ― スマホAmeba事業が黒字転換 これは事実であり、イン
「ネイティブアプリの台頭」の年となった2013年の振り返りとして、2013年7~9月期までのプラットフォーム各社の決算をまとめた。四半期売上高を見ると、7~9月期はグリー<3632>の減収基調が続いたほか、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>も500億円を割り込むなど、既存プラットフォームの苦戦が続いた四半期と言えるだろう。一方、ガンホー<3765>やコロプラ<3668>といったネイティブアプリ特化企業の勢いや、LINEの成長を確認できた四半期となった。利益面ではコスト削減を進めたグリーに底入れの兆しが見えたことが特徴だろう。 ■売上高:伸び悩み続く既存プラットフォーム、「Ameba」の善戦と「LINE」の急成長 ソーシャルゲームの2大プラットフォームであるDeNAとグリーの売上高と、成長著しいネイティブアプリ特化企業2社(ガンホーとコロプラ)の合計売上高について、四半期推移をグラフ
10月から投資育成業(VC事業)の担当役員を 西條から私が引き継ぎました。 元々VC事業は私が始めた経緯もあるので 久しぶりにやる気を出しているものの、 如何せん自分がAmebaにて目下投資育成中 につき、まだ手が回っていなかったのですが、 昨晩サイバーエージェント・ベンチャーズ社長 の田島さんと中国法人CEOの北川さんと、 食事しながら今後について話し合いました。 その中で、現在のスマホ市場についての 見解も話し合ったのですが、 ネットバブル、ブロードバンド、Web2.0など のブームを通じて、過去幾度となく 同じパターンで繰り返してきた 市場の楽観と悲観の中で、 今現在はどういう状況にあるのでしょうか。 大きな変化が起きて、新しい成長機会が 産まれると、そこに投資が集まります。 そこに連動するかのように、人材が集まり、 メディアに注目され、一気に市場の期待値 が高まり盛り上がります。
本日、Ameba事業部の技術者を対象に、 技術者大会を開催しました。 (クリエイターも含みます) ここ最近でAmebaの技術部門の組織を 大きく改編したので、今後の方針説明 だったのですが、今日は当社にとって 大きなターニングポイントとなる日 だったと思います。 サイバーエージェントのビジョンは 21世紀を代表する会社を創ること ですが、そこに至るロードマップは、 代理店→メディア→技術(今ココ)→海外 です。 1998年から代理店事業を立ち上げ、 2007年からメディア企業に変貌を遂げ ましたが、両方の事業が相乗効果を 挙げて成長し、企業文化にも厚みが できました。 2012年、今年からは世界で戦うため に技術を強化していくつもりです。 その上で技術部門の目標を 3年以内に、 技術でAmebaを世界に 引き上げる。 としました。 その達成要件は、 1.世界に通用するプロダクトを産み出す
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