高輪教会の前の道路を北上すると、目立った望楼のあるユニークな建物が見えてきます。昭和8年に建てられ、今も現役の高輪消防署二本榎出張所です。 コーナー部3階に円形講堂があり、その上に鉄筋コンクリート造りの望楼(消防署なので火の見櫓)があるのが特徴的。 曲線や曲面をモチーフにしたデザインで、第一次世界大戦後に流行した近代的なドイツ表現派というスタイルだそうです。当時の消防は警視庁の管轄だったので、警視庁総監会計課営繕係の越智操設計を担当。外壁はクリーム色の磁器タイル貼りの鉄筋コンクリート造3階建て、望楼付 。 高輪消防署二本榎出張所 1933(昭和8)年 設計 : 越智操(警視庁総監会計課営繕係) 施工 : 間組 東京都港区高輪2-6-17 撮影 : 2008.10.13 望楼のさらに上に立つ青い塔は、 1984年(昭和59年)に東京都の「文化デザイン事業」により追加して設置されたもの。竣工当
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