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ブックマーク / takedanet.com (28)

  • 武田邦彦 (中部大学): 確率的に起こる病気と「鼻血」問題・・・指導者の見識を問う

    「tdyno.431-(8:43).mp3」をダウンロード 鼻血の問題は小さいようで原発と健康の質をついている。それにしても「有識者、指導者」、「情報発信の人」と呼ばれる人の言動を見ると、当に日という国は「野蛮国」ではないかと心配になってくる。 低線量被曝で病気になるかどうかは、「確定的」ではなく、「確率的」であることが知られていて、それを前提に私たちは放射性物質を扱ったり、治療を受けたり、原発を運転したりしている。 「確定的」というのは「火の中に手を入れると火傷をする」というようなもので、「ほとんどの人がある条件になると発病する」という場合で、「確率的」というのは弱い打撃を10万人の人が受けるとどのぐらいの人が病気になるかというもので、1年1ミリシーベルトの場合、10万人あたり6.6人が「致命的発がん、重篤な遺伝性疾患」になるとされている(国立がんセンター見解)。 だから、10万人

    mujisoshina
    mujisoshina 2014/05/23
    むしろ雁屋哲が「鼻血が出ないと言って騒ぐな。俺は出た」とか「大阪のおかんに聞いたら鼻血が出たという人がいた」と言っているのだが。被曝だけではなく他要因による鼻血も十分に考慮していれば説得力も出るのに。
  • 武田邦彦 (中部大学): 「実験ノート」とはなにか?

    「20140404509509.mp3」をダウンロード STAP細胞論文の記者会見で、理研が盛んに「実験ノートが杜撰だ」と言っていました。これは意図的に研究者の研究がいい加減だったということを印象づけるためと考えられますが、いったい、実験ノートとは何でしょうか? 私が若手の研究者だった今から40年ほど前は、コンピュータが発達せず、測定器も前近代的なものだったので、常に自分の手で記録しなければなりませんでした。その頃には実験ノートは毎日何ページも書き、そこにデータを記録し、観察結果をまとめていました。 しかし、最近はすべてが電子化されました。測定器や画像も直接パソコンに取り込みますし、グラフや表もソフトを使って書きます。また実験観察は私の研究室では全部ビデオにとっていました。実験観察をノートに書くのは大切なのですが、実験の横にビデオを動かしておいた方が、考察などをする時に気が付くとそれを振り

    mujisoshina
    mujisoshina 2014/04/09
    この記事は意図的に理研があくどいということを印象づけるために書かれたと考えられます。/実験ノート以外にビデオによる記録があるというような反論が小保方さんから無いのだから、全く意味が無い話。
  • 武田邦彦 (中部大学): 国立ガンセンターなのにガンを増やすのに一生懸命!?

    福島原発の事故が起こるまで、社会で信頼を置いているところがありました。 その一つが、がんセンター等の医療機関です。医療機関には多くの医者さんがおられて、日夜我々の健康を守ってくれるということについて強い信頼感を持っていたのです。 確かに、お医者さんのなかにもいろいろな人がおられて、ちょっと?と首を傾げたくなる方もおられますが、多くの医者さんは、たとえば外科手術をしたあと、どんなに疲れていても徹夜で患者さんを見ていただいています。 その点では現代の日社会において、お医者さんの集団は尊敬に値します.「健康第一」という点でお医者さんの発言がぶれることは希でした。 ・・・・・・・・・ ところが原発の後、わたくしはお医者さんについて若干の疑問を感じるようになりました。特にがんセンターです。 日にがんが増えてきたのは、高度成長政策が成功して日人全体の寿命が延びてきた頃からですが、その頃のガンセン

    mujisoshina
    mujisoshina 2012/11/12
    揚げていない足でも取る
  • 武田邦彦 (中部大学): 緊急呼びかけ!! 福島市の「まるごと博」の自重を求む

    (緊急で録音が間に合いません) 2012年9月27日の読売新聞に福島市が行う「まるごと博」の記事が大きく出ていました。「福島原発事故の風評被害を吹き飛ばすため」とありましたが、読売新聞には記事の訂正を、福島市には中止を、福島市民には不参加を呼び掛けます。 まず第一に被曝は危険です。格的な病気に発展するかは別にして、普通なら100人に1人の甲状腺異常が、福島の女子小学生で54人、女子中学生で55人です。チェルノブイリでは26年経っても甲状腺ガンが増えていることを考えると、お子さんを持つお母さんのご心配はいかばかりでしょう。このような人たちを増やそうとしているのです。 福島市を汚染したのは東電であり、福島市の人ではありません。このままこのようなことをすると福島市民が加害者になります。放射線障害が出る可能性が高く、そうすると福島市の人は傷害罪と同じです。 すでに法令で「被曝をできるだけ少なく

    mujisoshina
    mujisoshina 2012/09/29
    博覧会に来る観光客が滞在するのはせいぜい1日~数日間だよね。同じ期間を東京で過ごすのと福島市で過ごすので、1年1ミリ(シーベルト)に対してどれだけ「被曝」量が増えるのか冷静に考えてみようじゃないか。
  • 武田邦彦 (中部大学): 科学者テスト・・・自分は科学者になれるか?

    「tabacowosuutosinanaitdyno.226-(7:35).mp3」をダウンロード 最近、ある若手の技術者を対象にした教育をしたときに、おもしろいことがありました。それは「タバコと肺がん死のグラフを見て、どのようにデータを解釈するか」という出題です。 グラフは単純でここに示したもので、データは紛れがない単純なもので、このグラフに載せた「肺がん死の数」も「喫煙率」もよく知られたもので反論はありません。このグラフを見て、次のどのような反応をするかで、自分が科学者になれるかが分かると私は教育を通じて感じました。 1) ムカッとくる、 2)変なデータだと思う、 3)ウソだと思う、 4)点線のところなどが気になる、 5)寿命が延びているから、その影響があると思う、 6)喫煙率が下がると肺がん死が増えると理解する。 7)タバコを止めると肺がんになるのだなと思う。 教育をし

    mujisoshina
    mujisoshina 2012/09/03
    この中なら科学者に向いている選択肢は2だと思う。そして変だと思うだけに留まらず、なぜ変だと感じたのかを掘り下げて考える姿勢が重要。6や7の様に与えられたデータを疑いもせず丸呑みするだけの姿勢はむしろNG。
  • 武田邦彦 (中部大学): タバコ・・・中間まとめ(感情的対立の原因)-1

    タバコの記事の最新号を削除しましたが、その理由も含めて、私たちはタバコの問題をどのように考えれば良いかということについて、私見を述べさせていただきます.ただ、私の論理は「先入観・価値観は一切、入れない。科学的合理性の無いデータはそれが明らかになるまでそばに置いておき、論理の展開には使わない」というものです。 さらに、「タバコの問題を解析したからといって、直ちにタバコの価値観には触れない」ということもあります.社会的な運動は否定しませんが、科学的な論理展開を楽しんでください. 1) タバコは肺がんの原因の主要な一つである たびたびこのブログでも指摘しているようにタバコは肺がん(断らない限り、気管支、気管のガンも含みます)の原因になります。世界的に見るとアングロサクソンに多く、ラテン、黄色人種は若干、なりにくい傾向にあります。 日では、扁平上皮癌や小細胞癌は喫煙者にしか見られず、かつては

    mujisoshina
    mujisoshina 2012/03/20
    「どうも何かを間違っているような気がします」から陰謀論の方向で折り合いをつけた様だ。/"求められても元データを示さず、得られているデータの一部を論文に出すなどの「いかがわし論文」" ここは笑う所ですか?
  • 武田邦彦 (中部大学): 奇っ怪な結果?? タバコを吸うと肺がんが減る?!

    (なにか悪い夢を見ている感じです) 先回、がんセンターなどが言っていること「タバコを吸う人は吸わない人に対して肺がん死の可能性が1.6倍になる」ということを前提に計算してみると、「タバコをすうと30人に1人が肺がんになる可能性がある」という結果になることを示しました。 この数字は「タバコを吸うと肺がんになる」という表現は不適切で、「タバコを吸っても肺がんになることは難しいが、人に迷惑をかけるからできるだけ遠慮しよう」という程度だろうという私の感想を書きました。 ・・・・・・・・・ でも、なにか釈然としなかったので、1955年頃から1985年頃までの統計的データから、「タバコを吸うと何倍ぐらい肺がん(気管、気管支を含む)になりやすいのか?」という計算をしてみました。基礎となるデータは厚労省やがんセンターなどから出ている男性のものを使い(下の図。データ自体は誰も異議がないと思います)、次の前提

    mujisoshina
    mujisoshina 2012/03/18
    「どうも何かを間違っているような気がします」と自分で書いているあたりがいつもの記事とは違うが、じゃあなんでこんな記事を書いたのか意図がよくわからない。
  • 武田邦彦 (中部大学): 「瓦礫」のトリック・・・その危険性とトリックを正しく知ろう

    震災瓦礫の問題を「日の大変大きな問題」としてとらえ、これを国民としての誠意をもって整理をしてみます。数字は丸めてありますが、正確ですから、まずは問題の質を良く理解するところから始めたいと思います。当は政府や自治体が出すべき数値ですが、なかなか出さないので私の方から説明します。 1. 瓦礫の量は阪神淡路大震災と大きく違うのか? 阪神淡路大震災の時の瓦礫の量は2000万トン、東日大震災2300万トン(環境相発表)で、わずかに東日大震災の方が多いが、地域が広いことを考えるとほぼ同じか、むしろ東日の方が面積あたりにすると少ない。 2. 瓦礫全体の内、どのぐらいを被災地の外で処理するのか? 瓦礫総量の内、わずか20%の約400トンを東京やその他の地域で処理する。80%が現地処理。 3. 瓦礫の処理が遅れている理由は何か? 「瓦礫の処理が5%しか進んでいない。これは瓦礫の引き受けが進んでい

    mujisoshina
    mujisoshina 2012/02/29
    宮城の産廃業者の話では、瓦礫の処理が進まない理由は事務処理が遅くてお金が降りてこないせいだとのことだが(http://togetter.com/li/260734)、そういう視点は無いのかな?
  • 武田邦彦 (中部大学): 考える練習(1) (明るくなる話) 石油の寿命40年?

    そういえば、かなり前から「日政府」というのは無かったのかも知れません。でも長い自民党政治の中で、なんとなく「政府」というのがあるような錯覚襲われていたような気がします。 でも、原発事故で「国民を守ろうとする政府」がすでにいないことがハッキリしました。かくなる上は国民が一人一人で自分と自分の家族を守らなければならない時代が日にもきたということになります。 そこで、このシリーズ(三日坊主にならないように!)では、「政府無し、NHKがウソをつくとして、自分で考えて正解を見つける」という練習を「知識を増やさずに、今のまま判る練習」を目指したいと思います。 「知識がなければ正しい判断はできない」というのが普通ですが、どうも今の日はそれ以前のことが多いように思うからです.知識は小学生でも良く頭を巡らすことができれば、かなりのことまで判るし、それから質問するとその質問もかなり的を得たものになるから

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    mujisoshina 2012/02/21
    800年とかは聞いたことがあるが、600万年というのは初めて見た。ソースを教えて欲しいところだが。
  • 武田邦彦 (中部大学): 頭の整理・・・被曝と健康(3) 病気にならないために(鎌形赤血球白血症)

    端的に言えば、「放射線で被曝しても病気にならなければ良い」ということです。キュリー夫人がラジウムの崩壊を発見してから、およそ100年。レントゲン写真、原子力発電など人類は多くの原子力科学を「人間の人生をより豊かに、健康に送ることができるため」に使ってきました。 その中には原子爆弾のような間違いもありましたが、それは間違いであって、原子力という科学が来、目指しているものは「幸福と健康」に他なりません。間違えないようにしたいのは、原子力が目指すものは「電気」とか「兵器」ではないのです。 ・・・・・・・・・ もしも原子力が電気を起こしたり、肺結核を検査することができるだけなら問題がないのですが、「放射線の被曝」というやっかいなものを伴うので、そのバランスが大切になります。そこで、「被曝と健康」という関係は原子力にとって最重要なテーマでもあったし、また今後もありつづけると考えられます。 人間は約

    mujisoshina
    mujisoshina 2012/01/26
    よい子を演じたいために、「危険だ」と言いたい気持ちはわかりますが、「自分の利益のため」ではなく「”被曝する”と言って脅される子供たちのことを考えて」発言して貰いたいものです。とブーメランは戻ってくる。
  • 武田邦彦 (中部大学): なぜ、原発を推進するのか(1) 温暖化の誤解

    女子高校生のアンケートを見る機会がありました。彼女たちは簡単明瞭、純粋で感覚的にものを考えているので、ズバリ、質が見えるようです。その一つに「なぜ、原発をやるの?」という疑問がもっとも多く寄せられていました。 私もこの際、なぜこれほどまで日人が不安に思っているのに原発を強行しようとしているのかと思い、高等学校の教科書を見てみますと、1)石油・石炭などは枯渇する資源だ、2)CO2で地球が温暖化する、という二つの「科学的ではない根拠」が書かれていて、その結果、「原子力か自然エネルギーが必要となる」とされています. 実は、公表されているデータからは、原子力に使うウランは石油や石炭より早く枯渇するのですから、教科書の記載自体が「科学的事実」ではなく、「マスコミで報道されていること」に基づいている野ですが、そんなことが国の重要な施策を決めたり、子供たちに間違った知識を受け付けているのですから、大

    mujisoshina
    mujisoshina 2011/12/07
    「非常に簡単なトリックなので説明しておきます」と言った直後に簡単なトリックで騙そうとしてみせるエントリなのかな。/ウランは石油や石炭より早く枯渇するけれど、石油の枯渇を少し遅らせる事ぐらいならできる。
  • 武田邦彦 (中部大学): 明治の粉ミルクから1キロあたりセシウム30-40ベクレル

    明治の粉ミルクから1キロあたり30-40ベクレルが検出され40万缶を回収中です。 40ベクレルというとおおよそ1年間で0.4ミリシーベルトになります。 事故発生以来、牛乳、粉ミルクのベクレル数がまったく発表されずに販売されています。中国でも日製粉ミルクの販売が急落しているということで、外国に対しても当に恥ずかしいことです。 明治の株価が急落していますが、大手の牛乳、粉ミルクは買わないようにしましょう。子供は、大人に比べて放射線に対する感度が高い上に、事が単純なのでそれだけ危険性が高いのです。たとえば大人はお米、パン、肉、サカナ、野菜、おかし、お酒といろいろなものをべますが、乳幼児は粉ミルクだけということもあります。 だから、粉ミルクの汚染は危険なのです。4月以来、牛肉が汚染されているのに、牛乳や粉ミルクが汚染されていないということはありません。今回も乾燥用空気が汚染されていたと発表

    mujisoshina
    mujisoshina 2011/12/07
    この文脈ならむしろ今回の件では、暫定規制値を大きく下回っているとはいえ僅かでも検出されたことから検査結果を公表して無償交換に踏み切った明治を評価すべきだと思うのだが。なぜ批判的なんだろうか?
  • 武田邦彦 (中部大学): 被曝のことを 高校「公衆衛生」教科書ではどのように教えているか?

    先回、高等学校の教科書に被曝と健康についてどのように書いてあるかをご紹介しました。それによると「一般公衆は1年1ミリ」と明記されていることを示しました。こんなにはっきり書いてあるのに「1年1ミリといって危険を煽る」と言う人がいるのですから驚いてしまいます。 今度は「公衆衛生」の授業の教科書にはどのように書いてあるかをご紹介します。 まず、日では自然放射線は低いのに、医療被曝が世界でも断然、多いことが示されています。この点についてすでに2004年にもヨーロッパの論文で、日の医療被曝でガンが4倍も多いとされていて、話題になったことがあります。 お医者さんとしては、検査した方が患者さんも安心するし、もし十分な検査をしなければ医療ミスで訴えられるし、検査はお金になるので、どうしても過剰な検査をします。それに放射線の機械は高いのでメーカーはなんとしてもお医者さんに放射線の検査をして欲しいのです。

    mujisoshina
    mujisoshina 2011/11/17
    「危険」でも「安全」でも煽るのは百害あって一利なし。危険例を示すとしても、いちいち「お金のためとはいえ、みすぼらしく惨めな専門家ですね。」などと書いて煽るのはやめるべき。
  • 武田邦彦 (中部大学): 「農耕民族・国家」が「近代国家」になるためには01

    狩猟民族はつねに頭を巡らすと言われます。それは狩猟する相手がクマでもシカでもどう出てくるか判らないので、常に頭を柔らかくしておかなければ獲物をとることができないからと言われます。ヨーロッパ人(アメリカ人)は狩猟民族とされます。また、勝ち負けがハッキリしていますから、どうしても競争を大切にします。 それに対して、農耕民族は毎年、同じことをしてむしろあまり頭を巡らしたりすると大失敗をします。それに太陽や気象の影響をうけ、それは人智の及ぶところではありません。いきおい、おとなしく地味でコツコツと働く人たちになります。日人や中国人は農耕民族とされます。また勝ち負けよりも安全に協調して生きることが大切になります。 ・・・・・・・・・・ もう一つ、考えなければならないことがあり、それが「国家」です。国家とその民族の性質についてはシアターテレビジョン「現代のコペルニクス」で宮脇先生と何回かの対談をして

    mujisoshina
    mujisoshina 2011/11/13
    全体的な論理展開が酷いが、個別の表現でも「農耕民族は毎年、同じことをしてむしろあまり頭を巡らしたりすると大失敗をします。」というのが酷い。
  • 武田邦彦 (中部大学): 緊急 たとえ明日でも!!福島女子駅伝

    すみません。ぼんやりしていました。 明日福島女子駅伝があり、そこで主催者が「何が起きても責任をとらない」というのに中学生の女の子も含めてサインをさせているという情報を得ました。 来、管理区域になる場所を、卵子をおなかに抱えた女子が走るというのは、どうしてもやってはいけないことです。今、前日の18時。すみません。ぼんやりしていましたが、もし主催者に中止を求められる方がいたら、今でもお願いします。駅伝の質は健やかな成長です。なんで放射線の強いところで走らせるのでしょうか?人の痛みがわからなければ駅伝などやるべきでもありません。 力を合わせましょう!!

    mujisoshina
    mujisoshina 2011/11/13
    批判する際に、福島女子駅伝だけが特別なのではなく、マラソン等に参加する際には「色々な危険があることを承知した上で参加し、主催者に損害賠償を求めない」という誓約書が一般的であることは知っておきたい。
  • 武田邦彦 (中部大学): 「水飲み事件」と「黙れ!」事件・・・瓦礫に反撃

    政治家というのは人の心が判る人と聞いていました。私のような科学者は「物」は判るけれど「人」は判らない、人の心は政治家が知っているとよく言われたものです。 最近、ある政務官の「水飲み事件」がありました。政務官が「放射性物質が含まれている水」をテレビの前で飲んで「安全性をアピールした」と言うのです。 なにか、意味があるニュースなのでしょうか? 致死量の100分の1程度の放射性物質を含んだコップ一杯の水を飲んでも成人男子が健康を害することが無いのは誰でもわかりますし、今、問題になっているのは「わずかに汚染された水を飲み続ける子供の健康」の問題なのです。お母さんが心配しているのは政務官が直ちに倒れることではありません。 5歳の子供が10年後に15歳で病気になることを防ごうとしているのです。なんの役にも立たず、何のニュースでもないものが流れたという印象を持ちました。こんなことをするならやるべきことは

    mujisoshina
    mujisoshina 2011/11/06
    「水飲み事件」に言及するのなら、その前段階として政務官に向かって「汚染されていないなら飲めるだろう。飲んでみろ!」と言ったバカ記者が居たことは省略すべきではない。その挑発に乗った政務官もバカであるが。
  • 武田邦彦 (中部大学): 福島2号機の核爆発・・・東電のサボりだが大丈夫

    福島2号機にホウ酸を投入したと発表された。これは核爆発を防ぐためのものだが、現在までのデータから言うと大爆発が起こる可能性は無いではないが、かなり低い。 東電が詳細なデータ(原子炉の温度や圧力、水の投入量や放射線の状態)を出せば専門家が判断できるが、出さないばかりかウソを繰り返しているので、その中から当の情報だけを取り出すのが難しいが、すでに2号機の燃料は細かくなって原子炉か格納容器の下に落ちていると考えられる。 冷やすために水を投入しているので(水は核爆発を誘発する)、来は水を投入しない方が良いのだが、核爆発の可能性を作っている。しかし、全体状況からいって避難する必要はないと思われる。東京、神奈川以北から宮城まで、風向きに注意をすること、インフルエンザ用のマスク、それに2,3のペットボトルを用意する必要はある。 (原子炉は、臨界に達すると核爆発(核反応と言ってもよい。質量欠損が起こ

    mujisoshina
    mujisoshina 2011/11/03
    ここで言う「核爆発」の定義は、一般には「核反応」と表現されるだろう。武田氏は原発を危険に見せるために「核爆発」という言葉を使うことが多い。どの口で「科学は厳密に用語を使用する必要があり」と言うのか。
  • 武田邦彦 (中部大学): 一関市長さんへのご返事

    一関市長さんにはさきほど、同じ内容のメールを差し上げましたが、メールは私信ですので市長さんのご了解を得ましてブログにて公開いたします。 ・・・・・・・・・(市長さんからのメール)・・・・・・ 中部大学教授 武田邦彦様 あなたが、9月4日放送の「たかじんのそこまで言って委員会」に出演中、一関市の名前を出しながら、今生産するのが間違っているとか、畑に青酸カリが撒かれた、青酸カリをのけてから植えてくれ、東北の野菜とか牛肉をべたら健康を壊す、などと発言したことに対して、地元自治体の首長として強く抗議します。 あなたは、発言を取り消すつもりはないとも語っていましたが、当に取り消す考えはないんですか。それを確認の上、今後の対応を考えていきます。    岩手県一関市長 勝部 修 ・・・・・・・・・(以下、ご回答です)・・・・・・ 岩手県一関市 勝部 修市長殿 メールでお問い合わせをいただいた件、内容

    mujisoshina
    mujisoshina 2011/09/08
    錦の御旗を掲げていれば何をやっても許されるというわけではない。TVでの態度は問題に真摯に向き合っているようには見えず、調子にのって口を滑らせているようにしか思えない。
  • 武田邦彦 (中部大学): 甘く見られないように(2)・・・「どうせガンは多いのだから」

    最近ではさすがに少なくなったが、3月から5月にかけて、放射線防護が専門のお医者さんや原子力安全委員長を歴任した方、そしてこれまで放射線被曝については批判的な態度をとってきた朝日新聞のように「どう見ても社会をリードする人やマスコミ」が、「どうせガンが多いのだから、1年100ミリ被曝しても大したことはない」と繰り返し発言してきた。 人間は全員が死亡するが、死亡した時の原因を分類して「ガンで何人が亡くなった」という統計と、東電がヘマして原発が爆発し、不意に児童が被曝してガンになるのは質的に違うので、もともと数字で比較するのがおかしい。 でも、それを言っているのが専門医、国の高官、それに巨大マスコミともなるとそれなりに反撃も理論化しておかないと多くの人が困る。事実、自治体や教育委員会などは、権威に弱く自らは考えようとしないので、同じことを言って住民を苦しめている例が見られる。 そこで、一応、ここで

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    mujisoshina 2011/08/22
    間違った”単純計算”の例だな、全体的に。
  • 武田邦彦 (中部大学): 「安全な原子力なら賛成」という立場はあるか?

    今から1000年前に、清少納言さんに 「テレビをどう思いますか?」 と聞いたら、 「人が小さくなって箱に入るなんて、鬼の仕業よっ!」 と一蹴されるでしょう。 科学を志すもののもっとも大きな悩みは、「今と違うこと」を作り出してしまうことです。時にそれは自動車だったり、機関銃だったりします。 110年前、ポーランドからパリに来て、「原子力」を初めて発見したキュリー夫人は、「太陽がなぜ光っているのか」という謎を解明する手がかりを作ってくれたという点では人類の恩人ですが、原爆の作り方を教えてくれたという点ではマイナスだったかも知れません。 科学を志すものとして、自分が発見・発明するものが、どのように化けるか、それはわからないのです。 1920年、今から90年前の日人の平均寿命は43歳。それからみると命は約2倍になっています。 あかぎれの手、薄暗く不潔な便所、そして冷蔵庫の無い生活・・・それは現代

    mujisoshina
    mujisoshina 2011/07/18
    冒頭を読んだだけで、論理的な話でないことが明らかだ。/自分だけは正しくて世間が間違っていると言ってはばからない人が、本当に正しい例は稀である。