米投資銀行ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストは、米連邦準備制度の当局者による最近の発言や1月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を分析した結果、利下げ開始時期の予想を6月に修正した。従来は5月の開始を見込んでいた。 ゴールドマンは年内の利下げ回数の予想を計4回に修正。6月と7月、9月、12月の利下げを予想する。従来は計5回と予想していた。ヤン・ハッチウス氏ら同社エコノミストは2月22日付のリポートで、来年はさらに4回の利下げが行われるとの見方を示した。従来予想は3回だった。ターミナルレート(金利の最終到達点)の予想は3.25-3.5%で変わらず。 ハッチウス氏らは、米金融当局の考え方に2つの変化があると指摘。好調な経済データを受け、金利を高い水準に維持し続けることへの懸念が薄れ、過去の利上げによる最大のリスクは過ぎ去ったと当局者は見ており、これは「利下げが緊急に必要ではない
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