ムカデに咬まれると、ムカデの持つ毒素によって激しい痛みとともに、患部に腫れやかゆみなどの炎症が生じます。今回は、ムカデに咬まれた時の症状や対処法を解説します。ムカデに咬まれないための対策も知っておきましょう。 ムカデとは ムカデは、唇脚綱(ムカデ綱)に属する節足動物で、日本国内では約150種類が生息しています。日本国内で発生するムカデによる被害の多くが「トビズムカデ」によるものです。「トビズムカデ」は体長約7~15cmの成体で、頭部が鳶色であることから「トビズ」と呼ばれています。 ムカデは、石や岩、落ち葉の下などに生息し、夜間に活動します。ムカデは自分から人を咬むことはありませんが、靴やスリッパの中にムカデが潜んでいるのを知らずに踏んでしまう、庭の石や植木鉢を移動させる際にムカデがいることに気が付かずに触ってしまうなど、ムカデを刺激することで人を咬むことがあります。 ムカデに咬まれた時の症