マッスルスーツを着られる! 人工クモの糸も見られる! 先端技術を“体験”できる展示施設が誕生:GWのおすすめ無料スポット(2/4 ページ) では、実際の展示を見ていこう。 鋼鉄を上回る強度、クモの糸を人工的に合成 テクノロジーショーケースの目玉の1つが、「人工合成したクモの糸」だ。山形県に本拠地を構えるスパイバー(Spiber)が開発を手掛けている。クモの糸は非常に強じんで、鋼鉄を上回る強度とナイロンを上回る伸縮性を併せ持つ繊維といわれる。「太さ1cmのクモの糸で巣を張れば、ジャンボジェット機を捕えられる」ほどだという。スパイバーは、クモの糸の主成分であるフィブロイン(タンパク質)をベースにしたバイオ素材「QMONOS」の開発に成功した。 QMONOSは、繊維だけでなくスポンジ、フィルム、パウダー、ナノファイバーなどにも加工できる。スパイバーはQMONOSの実用化に向け、2013年に試作研