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ブックマーク / www.ringolab.com (20)

  • 世にも奇妙な人体実験の歴史 - 情報考学 Passion For The Future

    ・世にも奇妙な人体実験の歴史 「何世紀ものあいだ、薬の安全性の検証は事実上、一般大衆の体によっておこなわれていた。用量を超えて飲めばほとんどの薬が危険だが、安全な服用量は誰にも分からなかった。とりあえず飲んでみて、様子を見るしかなかった。患者は薬を飲み、医者は患者が死ぬかそれともよくなるかを見るのだった。」 古代から19世紀にいたるまで多くの人々が病気の原因は悪い血であると信じていたので、腕を切開して瀉血したり、ヒルに血液を吸わせたりして、だらだらと何リットルも患者から血を奪っていた。医学的には患者を弱らせるのみの行為だった。 当に効く薬や治療法を見つけるには、誰かが最初に試してみなければならない。動物実験というのも現代では盛んだが、結局のところ、最後は人間が試さない限り、当に効くのかどうかわかりはしない。 ここに書かれているのは医学の当の歴史である。一部の勇気のある医者が自らの身体

  • 粘菌 その驚くべき知性 - 情報考学 Passion For The Future

    ・粘菌 その驚くべき知性 粘菌を出口に餌を置いた迷路に閉じ込めると、最短距離に近いコースで出口にいたる。繰り返すと学習する。迷いもする。単純な細胞でしかない粘菌が「司令官はなし、各人自律的に動くのみ」という自律分散モデルによって知性を持っているかのようにふるまう。 たくさんある選択肢からどの選択をすべきか。組み合わせ数爆発を招く複雑な問題に対して、生物はすべての可能性を計算して比較するわけにはいかないから、大雑把ではあるがすばやく答えを導く「フィザルムソルバー」という解法モデルをとっていると著者は指摘する。 粘菌の周りに複数の餌場を置くと、粘菌は分裂しながら移動していき、ついには複数の餌場間をつないでしまう。この粘菌が餌探しをする移動経路の評価には3つの指標があり 1 もっとも短いルートを選ぶ最短性= コスト(経済性) 2 すべての2点間の平均距離 = 効率 3 一か所が分断されてもまだつ

  • 幸せな小国オランダの智慧 - 情報考学 Passion For The Future

    ・幸せな小国オランダの智慧 小国だが知恵のある国として改めてオランダに学ぶ。現代の蘭学書。 国土の半分以上が水没の可能性のある低い土地(ネーデルラント)であるオランダは、過去千年間、洪水と戦ってきた。多数のダムや堤防を作り、治水事業を推進し、「一万年に一度」の確率の洪水にも備えている。不確実性に備える一方で、経済や社会の成熟も追求する。オランダは近年、世界最高の一時間当たりのGDP、欧州屈指の失業率の低さ、子供の幸福度第一位、世界最大の農業ビジネス国、を実現している。 「オランダは、つねに災害や危機に対する能力を培ってきた。それはたんに防衛的な面だけではなく、イノベーションや持続的な経済運営にもかかわるものになってきた。その「能力」とはどのようなものであろうか。 それは人々の中にある社会的な関係性の豊かさ、ソーシャルキャピタル(social capital=社会関係的知的資)である。技術

  • 一万年の進化爆発 文明が進化を加速した - 情報考学 Passion For The Future

    ・一万年の進化爆発 文明が進化を加速した 非常に面白い。知的好奇心をかきたてられる。 ヒトの生物的進化は緩慢になったのではなく、むしろ加速している?。 今日のヒトという種は、誕生以後600万年間の平均の100倍のスピードで進化しているという仮説。数万年から数十万年の長さが必要だと考えられてきた、ヒトの大きな進化も、数千年あるいはもっと短い時間で実現されていると著者はいう。進化の加速の前提はヒトが増えて混ざったことだ。 「そのような大きな集団で望ましい変異が広がるには、旧石器時代のような小さな集団で広まるよりもずっと長い時間がかかると思うかもしれない。しかし、有利な対立遺伝子の頻度は、よく混ざり合った集団ではインフルエンザのように時間とともに指数関数的に増大するので、1億人の集団に広まるのには、1万人の集団に広まる時間の2倍しかかからない。」 進化加速の大きな原因は約一万年前に始まった農業で

  • アメリカン・デモクラシーの逆説 - 情報考学 Passion For The Future

    アメリカン・デモクラシーの逆説 民主主義の共和国であると同時に世界に君臨する帝国、アメリカの抱える矛盾。 「もともと共和国は、啓蒙主義思想に基づく自治精神を基盤とするとともに、啓蒙主義の持つ普遍性・普遍化への意思を内包している。かたや、古典的帝国の特徴は「完結した一つの世界」として自らの統治を提示する態度にある。それゆえ、帝国の内部では民族・宗教・言語的な多様性について比較的寛容なのに対し、帝国の外部については、その存在を積極的に認めることはなく、しばしば制服や略奪の対象にすらなった。共和制と帝政では政体の主体がまったく異なることは自明だが、実は、動作原理そのものは類似している。」 ゲーテッド・コミュニティ、メガチャーチ、ストリート・ギャング、カラーライン、恐怖の文化、オーディット文化、...。自由市場と民主主義、多文化主義、個人主義が行きつくところにある歪みを著者は取り上げていく。日

  • 「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 - 情報考学 Passion For The Future

    ・「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 ソーシャルネットワークとコミュニケーション重視の時代の問題提起。 「家族や仲間の承認のみを求め、それ以外の人々の承認を求めないのは、多くの人間の賞賛を求める野心とは無縁な、ある意味で堅実な生き方のように思えるかもしれない。理解してくれる人が少しでもいればそれでいい、という思いも十分に理解できる。しかし、見知らぬ大勢の人々の承認など不要だとしても、自らの行為に価値があるのかないのか、正しいのか間違っているのかについて、身近な人間から承認されるか否かのみで判断し、それ以外の人々の判断を考慮しないとしたら、それはとても危険な考え方である。」 価値ある行為を行う、それに対して、他者から承認を受ける。この基ルールでの人間の成長が難しくなってきている。価値観の多様化によって社会共通の価値観が崩れ、「価値ある行為」が限定的なものになってしまったことに原因が

  • 解明される宗教 進化論的アプローチ - 情報考学 Passion For The Future

    ・解明される宗教 進化論的アプローチ ある寄生虫はアリの脳に寄生して行動を乗っ取り、アリが捕者にみつかりやすい行動をとらせる。アリがわれれば寄生虫は牛や羊の胃の中に入り込むことができるからだ。宗教は人間の脳に寄生して種を破滅させる観念のウィルス(ミーム)みたいなものだと"ブライト(宗教を信じない)"代表のデネットはいう。 「アラビア語のイスラームが「服従(身をまかせること・神に帰依すること)」という意味であることを、思い起こすべきである。イスラム教徒(ムスリム=神に帰依する者)たる者は、自分の利害関心よりもイスラム教の拡大を優先させるべきだという観念は、まさにその語源に組み込まれている。しかしこれはイスラム教だけの話ではない。そうだとすれば敬虔なキリスト教徒にとって、自分自身の幸福や命よりも重要なことは何だろうか?<御言葉>だ、と彼らはいうだろう。神の<御言葉>を広めることが彼らにとっ

  • インターネットはいかに知の秩序を変えるか? - デジタルの無秩序がもつ力 - 情報考学 Passion For The Future

    ・インターネットはいかに知の秩序を変えるか? - デジタルの無秩序がもつ力 素晴らしい内容。ネットの知の構造化を考えたい人に、おすすめ。 整理の第一段階 物質それ自体の整理 整理の第二段階 物理的な対象(カード式索引等)で整理する 整理の第三段階 デジタルでの整理 という段階が定義されていて、その第三段階の原則は、 ・フィルターは入り口ではなく出口で ・葉っぱは出来るだけたくさんの枝にぶら下げよ ・すべてはメタデータであり、すべてはラベルをつけられる ・管理をあきらめよ というもの。 伝統的な図書館分類による秩序だった整理ではなくて、YoutubeやFlickrのタグ整理あるいはWikipediaのようなフォークソノミー的アプローチの方が、ネット時代には有効であるという。 コミュニティによる知識創造と構造化がテーマだ。従来型のナレッジマネジメントシステム(KMシステム)についてはこう書いて

  • テルマエ・ロマエ - 情報考学 Passion For The Future

    ・テルマエ・ロマエ これは非常に面白い漫画だ。 表紙と題名からは想像もつかない内容。 テーマは「風呂」。 古代ローマ帝国華やかなりしころ、市民の憩いの場として人気の公衆浴場の底が、現代日の銭湯や温泉、家庭の風呂桶の底と、時空を超えてつながってしまう。荒唐無稽な設定だが、「へうげもの」みたいな比較文化論の深み、おもしろさがある。 主人公のルシウスは公衆浴場を設計する技師で、なぜか風呂に入るたびに現代にワープしてしまう体質を持つ。日の銭湯体験に感動して、ローマ風呂の壁にヴェスビオス火山を描いたり、風呂上がりのフルーツ牛乳をつくってみたりして、ローマの人々を喜ばせる 日ではあたりまえの風呂周り、水周りの技術文化が、古代ローマでは斬新なイノベーションになる。ルシウスの評判はやがてローマ皇帝ハドリアヌスの耳にまで届き、ルシウス技師の風呂設計は国の行く末を左右しかねない大仕事となっていく(かど

  • 古代中国の虚像と実像 - 情報考学 Passion For The Future

    ・古代中国の虚像と実像 「二千年以上も昔の話であるから、こうした誤解は放っておいてもたいした害はないのだろうが、私は非科学的なものが嫌いなので、あえて虚像を指摘し、それを正す文章を書くことにした。 夢のない話を延々とするので、「現実的な話は聞きたくない」という人は、書を読まないことをお薦めしたい。」 実にむかつくである。 ちょっと著者を張り倒したくなる。 だが、古代中国好きには面白いことが書いてあるため、読み進めないわけにもいかない。 夏王朝はなかった。 紂王は酒池肉林をしなかった。 『孫子』は孫子がつくっていない。 焚書はあったが坑儒はなかった。 徐福は日に来なかった。 四面楚歌も虞美人も作り話だ。 孔子の論語は当時から理想論だった 数々の物語を生み出した「古代のロマン」や、有難い「人生の指針」の根拠が、事実ではなくて後世の作り話やウソだったことが暴かれていく。 史料からの推定だけ

  • 社会的排除―参加の欠如・不確かな帰属 - 情報考学 Passion For The Future

    ・社会的排除―参加の欠如・不確かな帰属 Diversityという言葉があるが、英語では多くの場合、この単語はDiversity and InclusionまたはInclusivenessというセットで使われる。多様性を実現しただけでは単なるバラバラなのであって、包摂の力があるからこそ組織や社会に活力がうまれる。包摂の逆がこののいう排除である。ホームレスやワーキングプア、ネットカフェ難民など、不安定な就労、家族を持たない、住居の形成が不確か、地域を転々とする、といった生活状況で、社会参加や確かな帰属を得ることができないでいる人々がうまれる原因を探る。 「こうした主要な社会関係から特定の人々を閉め出す構造から、現代の社会問題を説明し、これを阻止して、「社会的包摂」を実現しようとする政策の新しい言葉が、『社会的排除』(social exclusion)である。」 著者はホームレスやネットカフェ

  • アフリカ 動きだす9億人市場 - 情報考学 Passion For The Future

    アフリカ 動きだす9億人市場 かつて暗黒大陸と言われたアフリカが、「施しの対象」としてではなく「世界で最も重要な新興市場の一つ」として、世界経済に台頭する勢いを見せ始めている。アフリカはかつての中国やインドのような、未来の成長市場に変わるという確信で書かれたアフリカ経済の展望の書。 急成長する市場のミドル層「アフリカ2」、人口マジョリティを占める若年層の「チーター世代」、ナイジェリア映画「ノリウッド」の勃興、人間性の経済「ウブントゥ市場」など、アフリカ経済のキーワードを学べる。現地で持続可能な経済を作り出すには、内部に棲みこんだ視点が重要だ。アフリカの国々の個別で特殊な事情は、発展のメリットにもデメリットにもなる。 たとえばアフリカは、通信も金融もインフラが未整備な地域だが、世界でもっとも成長の早い携帯電話市場であるという。2005年にはサハラ以南の人口の60%が携帯電話の通信圏内に入っ

  • 科挙―中国の試験地獄 - 情報考学 Passion For The Future

    ・科挙―中国の試験地獄 世界史好きに超おすすめのです。 「宋代以後、科挙は三段階をとり、まず地方で郷試(解試)を行ってその合格者を中央におくり、中央政府で会試(貢挙)を行い、続けて天子みずから行う殿試で最終的に決定するのがたてまえである。しかし後世になると、だんだんこの三段階の試験に附属する小試験が追加され、清代になると非常に複雑なものになってきた。」 人類史上最難関の官吏任用試験である中国の科挙。第一回の587年から最後の1904年までの1300年間、その第一関門ともいえる郷試は3年に1度のペースで挙行された。試験場の南京の貢院には2万人もの受験者が押し寄せて、幾晩も独房に閉じこもって、世紀の難試験に必死の思いで取り組んだ。最盛期の科挙で最終合格者の進士になれるのは約3000人に1人。合格者は中央政府の高級官僚となり、権勢も財産も手に入れることができ、一族の繁栄が約束された。 四書五

  • 「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき - 情報考学 Passion For The Future

    ・「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき 集合知の現象をモデル化して、なぜ多様な意見が正解をみつける鍵になるのかを解明しようとする意欲的な研究書。群衆の叡智、集合知という言葉は流行しているが、その原理に踏み込んだ研究はまだ少ない。「多様性が一様性に勝る」。「多様性が能力に勝る」。その理由を解明していく。 著者はまず集合知を4つのツール要素に分解する。 多様な観点:状況や問題を表現する方法 多様な解釈:観点を分類したり分割したりする方法 多様なヒューリスティック:問題に対する解を生み出す方法 多様な予測モデル:原因と結果を推測する方法 集合知を4つの組み合わせによる「ツールボックス」として考える。このツールボックスの中身が集団の知能を意味する。衆愚と集合知の違いを、それぞれのツールの数学的モデルも使って説明していく。 もちろん群衆の叡智や多数決が万能という意味ではない。む

    nagaichi
    nagaichi 2009/05/25
  • ザク大事典 All about ZAKU - 情報考学 Passion For The Future

    ・ザク大事典 All about ZAKU ザク(ZAKU II)、旧ザク、ザクII改、ザクキャノン、ザクタンク、ハイザック、ザクIII、ギラ・ドーガ、ザクウォーリア、ザクファントム、ザクキャノン、アウトザク、ザク満里奈ー、ディザートザク、アイザック、ボルジャーノン......。「ガンダム」シリーズに登場するモビルスーツ ザクの全バリエーションをマニアックに追究した大辞典。カラーでビジュアル資料が満載。 機動戦士ガンダム、Z、ZZ、逆襲のシャア、0080、0083、08MS小隊、MS IGLOOを実際に全話見て、機体名称、出現数、撃墜数、残骸数、やられ技などを集計したデータベース「ザク登場&撃破シーン一覧」が素晴らしい。ザク全登場数1022機、総撃墜数205機の徹底分析。ザクだけに注目してガンダムシリーズを見るべく作成された「ザク栄枯盛衰年表」、「ザク関連用語辞典」も圧巻。 ザク=雑魚の印

  • ROME[ローマ] コレクターズBOX - 情報考学 Passion For The Future

    ・ROME[ローマ] コレクターズBOX 総制作費200億円、イギリスのBBCとアメリカのHBOが共同制作したローマ帝国を舞台にした超大作ドラマシリーズ全22話。私が今年見た海外ドラマの中でダントツで第1位である。物語はシーザーの台頭と暗殺までを描くシーズン1と、アウグストゥスの皇帝就任までのシーズン2の二部構成からなる。エミー賞5部門受賞。 シーザー、アントニウス、アウグストゥス、クレオパトラという歴史上の英雄の活躍を綿密な時代考証でなぞるだけなら平坦な大河ドラマに終わっていただろう。この作品が傑作となったのは大河ドラマでなく人間ドラマであるからだ。アントニウスの部下で百人隊長のヴォレヌスと兵士プッロの男同士の友情という縦軸。シーザーの姪アティアと、シーザーの愛人のセルウィリアの女同士の確執という横軸。このふたつの軸で織り上げられる華麗で壮絶な物語が視聴者の心をとらえてはなさない。 後半

    nagaichi
    nagaichi 2008/12/20
  • オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険 - 情報考学 Passion For The Future

    ・オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険 学術的には否定されているのに既成事実として何度もよみがえる心理学の話や考え方を叩き割る。 第一章のオオカミに育てられた少女アマラとカマラの話は作り話だったという事実に驚かされた。この事件は幼児期の大切さを説く材料として日の小学校の道徳や高校の倫理の教科書にも使われてきた。私も学校で聞いた記憶がある。 アマラとカマラについては、発見者らによって詳細な観察日誌(和訳も出版されている)や写真が大量に残されている。二人の少女らしき人物がいたことは事実のようなのだが、オオカミに育てられた、だとか、保護された後の生育状況などは真っ赤な嘘らしい。著者は専門家ならばすぐに見破れる大きな矛盾を幾つも指摘している。ところが、当時、資料を真に受けた発達心理学者の大物がアメリカに紹介したために、マスメディアが大きく取り上げて、世界中が当の話だと信じ込んでし

    nagaichi
    nagaichi 2008/11/11
  • 人間の境界はどこにあるのだろう? - 情報考学 Passion For The Future

    ・人間の境界はどこにあるのだろう? 人権、人間の尊厳、人間性という言葉は現代において絶対的な価値として認識されている。しかし、そもそも人間とは何か、人間と非人間の違いは何かを考えてみると、簡単には答えがでないことに気がつく。 生物学の「種」という定義の根拠は意外に曖昧なものである。ネアンデルタール人のような古生物学的な人類の祖先たちと、現生人類は違うのかはいまだに揉めている。最新の遺伝子工学は人間のゲノムを完全解析して、ある意味で人間の定義を完成させたか。だが、人間の遺伝子の95%はチンパンジーと同じであるということも同時にわかってしまった。生物学的根拠において人間と他の動物を区別する明確な境界は見つからない。 「人間の定義をしようと格闘してきたことがどのように解決されたかの歴史は、驚くほど非合理的な選択基準の採用によってころころ変わり、それらを正当化するためにいかに不適切に科学が使われた

    nagaichi
    nagaichi 2008/09/26
  • 迷惑な進化―病気の遺伝子はどこから来たのか - 情報考学 Passion For The Future

    ・迷惑な進化―病気の遺伝子はどこから来たのか これは抜群に面白い。 ガンや糖尿病など遺伝が関係する病気は数多い。なぜ人類は進化の過程でこうした病気をなくすことができなかったのか。進化とは有害な遺伝子を淘汰して、役に立つ遺伝子だけを残すという取捨選択のプロセスではなかったのか?。気鋭の進化医学者が進化の仕組みについての最新の科学的見解を披露する。 「ある時代での「進化による解決」は別の時代の「進化による問題」となりうる。とりわけ、進化によって体を適応させようとしてきた環境に、もはや住まなくなったという場合には。」 氷河期を生きた人類は寒さに対応するため水分を排除し糖分を蓄積する必要があった。高血糖ならば血が凍りにくいから厳寒期でも生存率が高まった。ところが気候が温暖化し、料も豊富になると高血糖は生命に危険を及ぼす糖尿病として人類を悩ませることになった。現在の人類の遺伝が原因の疾病の多くが、

    nagaichi
    nagaichi 2008/05/29
  • Passion For The Future: 超常現象をなぜ信じるのか―思い込みを生む「体験」のあやうさ

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    nagaichi
    nagaichi 2007/09/04
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