ここ数日、スタジオジブリの「映画制作部門解体」というニュースが飛び交っています。 鈴木プロデューサーが6月末の株主総会で明言したということなので、実際にその方向性なのでしょう。「後身の育成がうまくいかなかった」「新作の興行成績が振るわなかった」などが主な理由として挙げられていますが、やはり宮崎駿監督の映画制作引退が大きなキッカケになったのだと推測します。 ところで、昨年秋に公開されたジブリのドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』(砂田麻美監督)を最近DVDで観たのですが、実はこの作品の中で、今回の報道につながる映像・コメントが散りばめられているような気がします。当初は『風立ちぬ』と『かぐや姫の物語』のメイキング映像なのかな?程度の印象でしたが、いやいや…。もっと早く観ておくべきでした。 例えば、「宮崎監督引退後のジブリはどうなるか?」という質問をぶつけた時、宮崎監督自身が、会社は立ち行かな