■玄葉光一郎・民主党経済連携・農業再生総合調査会長 安倍政権は交渉術、交渉力がつたない、弱いということを指摘しなければならない。日本国が交渉カードで持っていた最大の切り札は米国の自動車関税だ。たかだか2・5%だがアメリカが最もほしかった成果だ。 だが日本は最大の交渉カードを最初の段階で使ってしまった。本来なら日本の農業の重要5品目を最終的に守りきるようなときに使わなければいけなかった。大変な誤算だ。これは交渉の最後の段階で効いてくるのではないかと心配している。(福島県郡山市での党大会の総合調査会分科会で)