WindowsマシンとLinuxマシンの両方を標的とする悪意のあるソフトが新たに出現した。 ロシアのウイルス対策企業Kaspersky LabにWindowsとLinuxの両OSに影響を与える概念実証コードが寄せられ、同社はこれを「Bi.a」と命名した。Kasperskyのブログにある4月7日付けの投稿によると、Bi.aは「アセンブラ」と呼ばれる低水準言語で書かれたウイルスで、カレントディレクトリ内のファイルのみに感染するという。一方で、同ウイルスは、LinuxのELFフォーマットとWindowsのPEフォーマットの両ファイルへの感染力を持つと、同社は言う。 Kasperskyによると、同ウイルスは、複数のプラットフォームに感染するウイルスの開発が可能であることを示すために書かれた典型的な概念実証コードだという。「とはいえ、概念実証コードが一度公開されるとすぐに、ウイルス開発者がそのコード