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ブックマーク / umedamochio.hatenadiary.org (44)

  • グーグルに淘汰されない知的生産術 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    「中央公論」編集部の田中正敏さんからメールが届いた。「『ウェブ時代をゆく』を語る」をまとめてくださった田中さんである。 「グーグルに淘汰されない知的生産術」ですが、『読売新聞』書評同様、もしよろしければ販売期間終了後(5月9日)を目処にブログにて公開していただいても、と思います。非常に充実したお話でしたので、より多くの方の目に触れればと思う次第です。 ありがたい申し出をいただいたので、ここに全文を公開することにします。 「中央公論」五月号の「特集・知的整理法革命」(野口悠紀雄、梅田望夫、外山滋比古、佐藤優、勝間和代、茂木健一郎)という文脈で、田中さんの取材を受け、勉強や仕事の仕方について僕が二時間ほど話をした内容をもとに、彼が文章にまとめてくれたものです。 さすがにこのテーマだとほぼすべての人が、それぞれの観点からグーグルを論じていて面白かったです。 どうぞお楽しみください。 旧来の整理法

    グーグルに淘汰されない知的生産術 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • ゴードン・ベル(Gordon Bell)「ハイテク・ベンチャーを始めるプログラム」の和訳 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    「デジタルな広告たち」というブログの「ゴードン・ベル(Gordon Bell)「ハイテク・ベンチャーを始めるプログラム」の和訳」にご注目。 「ウェブ時代 5つの定理」冒頭でご紹介したゴードンの「人生のプログラム」の詳細版の日語訳を読むことができます。 【 詳細版: ハイテク・ベンチャーを始めるプログラム 】 if 技術/製品/サービス会社のアイデアがある and フラストレーション > 現在の仕事の計画での報酬 and 欲 > スタートアップの失敗の痛み and スタートアップへの財務的・情緒的サポートがある then begin I. Concept stage: exit(仕事); find(チーム); get(スプレッドシート・ツール); write(計画); find(投資家); if 計画がローリスク then go to Product development stage;

    ゴードン・ベル(Gordon Bell)「ハイテク・ベンチャーを始めるプログラム」の和訳 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 人と違うことをする - My Life Between Silicon Valley and Japan

    人と違うことをする。あんまり誰もやっていないことならなおいい。それで同じようなことを誰かがあとからやり始めるなら、「その場所はどうぞ」という感じでまた別の新しいことを始めたくなる。特に心掛けてきたわけでもなくそう自然に生きてきたところを見ると、よほど自分は「天の邪鬼」なのかもしれないと思う。 数年前から「サバティカル」(研究のための長期休暇: 米国の大学などでは七年に一年の割合で休む制度がある)を取りたいと漠然と思いはじめたが、じつはこれが当はいちばん難しくて「あんまり誰もやっていないこと」なんだという発見をした。「仕事をする」よりも「休むこと」のほうが、現代の日人ビジネスマンにとっては、未踏の経験なのだ。「休む」と失うものも大きいからね、特に日社会は連続性・継続性を重んじるから。それで、業の「サバティカル」を取るまでにはかなり時間を要するのだが、「モノを書く」ことの「サバティカル

    人と違うことをする - My Life Between Silicon Valley and Japan
    nak2k
    nak2k 2007/08/17
    >そのときどきで「何をすると自分がいちばん変化できるだろうか」を考えながら、自分がやることの優先順位をつけてきた
  • 英語圏の「独走」を許す「パブリックな意識」の差 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    フォーサイト誌6月号「シリコンバレーからの手紙」(130)に書いた「英語圏の「独走」を許す「パブリックな意識」の差」 http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u130.html が、ネット上にアップされました。 ・・・・・・・ 最近私が痛切に感ずるのは、特に英語圏のネット空間が「パブリックな意識」にドライブされて進化していることである。むろんネット空間は言語圏を問わず玉石混淆の世界なので何から何まですべて良いということはあり得ない。しかし英語圏では、大学や図書館や博物館や学者コミュニティなど、知の最高峰に位置する人々や組織が「人類の公共財産たる知を広く誰にも利用可能にすることは善なのだ」という「パブリックな意識」を色濃く持ち、そこにネットの真の可能性を見出しているように思えるのだ。その感覚が日語圏のネット空間には薄い。 ・・・・・

    英語圏の「独走」を許す「パブリックな意識」の差 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • フューチャリスト宣言や茂木さんのことやはてなのことなどを酔っ払いながら書いてみる - My Life Between Silicon Valley and Japan

    なんとなく気が向いたので、酔っ払いながら、思ったことを思ったままに書いてみる。 今日は久しぶりに、茂木健一郎さんのブログから、講演等の音声の最近の分をまとめていろいろダウンロードして、聞くとはなしに聞こえてきた話に耳を傾けていた。 「フューチャリスト宣言」の感想で、いやに僕と茂木さんがシンクロしていて云々というのが多いんだが、僕自身も彼と対談するまでは、対談がこんなふうにシンクロするとはまったく思っていなかったのだ。だって、彼は僕とは正反対の人間だと思っていたし、今も思っているからだ。むしろ意見が大きく対立したように見えた「ウェブ人間論」の対談相手・平野啓一郎さんのほうが、人間としては同じ部類に入るのではないかという気がしている。 茂木さんが芸大でやっている授業で、自分が隠したいと思う秘密を頭に浮かべて、その秘密をその中に隠す文章を書きましょう(意味が通じているかな)、という実験をやってい

    フューチャリスト宣言や茂木さんのことやはてなのことなどを酔っ払いながら書いてみる - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - サバイバルという言葉が嫌いなら使わないで話そうか

    Rich Chen(ex-GoogleHatena Inc.取締役)と「はてなの経営」について話をしていると、彼の「グローバルな発想」からいつも新鮮な刺激を受け、学ぶことが大きい。それは彼がアメリカ人だからではなく「英語圏のネット世界」に「住むように暮らしてきた」からである。日人と日語圏とネット上の日語圏ってほとんど一致しているから、ネットを日常的に使うことで「世界」とか「グローバル」を実感するってことはほとんどないと思うけど、「英語圏のネット」って当に「世界」「グローバル」への広がりを実感できる。 「はてなが仮にスケールアップできるようになったとき、エンジニアをこれからどこで採用したらいいのか」という議論でも、Richは「リトアニアかハンガリーがいいんじゃん」とか、いきなり自然体で言う。しっかりした教育を受けた優秀でやる気のある若者たちが世界中でどんどん量産され(だって皆、寸暇

    My Life Between Silicon Valley and Japan - サバイバルという言葉が嫌いなら使わないで話そうか
  • サバイバルのための人体実験を公開すること - My Life Between Silicon Valley and Japan

    ネットイナゴ問題については、はてなブックマーク開発者id:naoyaのダイアリーを基点に皆さんと一緒に考えていくことになります。僕もときどき参加します。 さて、僕が何かを書くと「ポジティブだ」という意見を述べる人がいる。誰が何をどう読みどう思おうと自由だが、そんな低レベルなところで思考停止してもらいたくないなぁと正直には思っている。 「ウェブ進化論」の中で、 大きな環境変化が起きたときに、真っ先に自分が変化しなければ淘汰される というのが「シリコンバレーの掟」だと書いた。また「ウェブ人間論」の中で、自分の生き方について、 「社会変化とは否応もなく巨大であるゆえ、変化は不可避との前提で、個はいかにサバイバルするか」を最優先に考える と書いた。第三者的な立場で世の中を分析してある世界が全体としてこうなっていますよ、こうすべきですよ、ということを書く人は僕以外にもたくさんいるので、そこはもうやる

    サバイバルのための人体実験を公開すること - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 最近つくづく思うこと - My Life Between Silicon Valley and Japan

    たとえば小林秀雄や司馬遼太郎といった故人の作品を読み返すとき、彼らはネット上に溢れる無数の読者の「作品に対する感想や批判(ときには罵倒)」を読む機会を得なかったんだなあと思い、現代に生きる幸福を痛感する。 ネットは社会全体を相手にするのだから、ある意見に対する賛否両論は当然だし、誤解も生じるし、ときに批判は激しい。でもそんなこと以上に、嬉しくわくわくすることがある。それは、自分が書いたことが(たとえたった一人であれ)見ず知らずの人の、あるいは身近な意外な人の、心を動かすことだ。そしてそのことが直接わかることである。そんな素晴らしい経験の可能性が、いま誰にも開かれようとしている。 結局「モノを書く」ということは、それを読んだ人の心に何が生じたのかということにその意義は尽きるのであって、書いた人と読んだ人とが直接リンクを持ち得ることの意義は何をも上回る。批判からもたくさんのことを学ぶことができ

    最近つくづく思うこと - My Life Between Silicon Valley and Japan
    nak2k
    nak2k 2007/06/15
    私みたいに更新をとんでもなくサボりがちなやつでも、読んでくれる人がいたりコメントくれる人がいたりするのはありがたいものです。
  • 「「個」として強く生きること」と「ウェブ・リテラシーを持つこと」の関係 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    大組織適性の話はちょっとここで一段落。 具体例がどうも「一流大企業で自己実現」か「ベンチャー創業」かみたいになると、敷居がおそろしく高い話になってしまうが、僕の意図はちょっと違う。 「大企業かベンチャーか中小企業か・・・」という構図も違う。 「個と組織の関係や距離感」における「個の強さ」みたいなことを議論したい気がしている。またその観点で、具体的に何をしたらいいかという話に、だんだんにつなげられたらいいと思う。話が抽象的だとかなんか怒っている人がいるけれど、そうあわてるな(よく読みもせず、人が真剣にやっていることの意図を理解しようともしないで、どうして急に怒ったり激しく批判したり茶化したりする人が多いんだろうね)。少し抽象的な枠組みのところで「面白さ」や「創造性」のフレーバーを振りかけた議論から入らなければ、多くの人が同じフレームワークの中で議論できるようにならないでしょう。 「好き」なこ

    「「個」として強く生きること」と「ウェブ・リテラシーを持つこと」の関係 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    nak2k
    nak2k 2007/04/04
    物質的にある程度満たされたら、次に目指すべき豊かさってこういうのなんじゃなかろうかと漠然と想う。
  • 自らの傾向や「向き不向き」に向き合うこと - My Life Between Silicon Valley and Japan

    自分の「好き」を発見するのは難しい。自分で「好き」だと意識していないことが実は「好き」だったのだと何年もたって発見することもある。「継続できる」というのは「好き」の証明であり、何事においても「継続できる」ことが、何かを成し遂げるためにはとても大切だ。それは大企業であれベンチャーであれ自営業であれ研究者であれエンジニアであれ、同じこと。自分が意識していない自分の傾向も含め「向き不向き」ときちんと向き合い続けることの重要さを、僕は指摘したいのだ。そのためにここのところ、色々と書いている。 僕が昨日のエントリーで「大企業に入っても「好き」を貫くこと、つまり「継続する」ことができる」素質の候補をいくつか挙げた。どういう読み方をされてもかまわないのだが、たとえば就職を控えている学生が、自分が「大企業に入っても辞めないでいられる」かどうかの思考実験の道具の一つとして読んでもらってもいいかと思う。大企業

    自らの傾向や「向き不向き」に向き合うこと - My Life Between Silicon Valley and Japan
    nak2k
    nak2k 2007/04/03
    昨日のエントリーもそうだけど、特定の迷ってる人へのアドバイスエントリーであって、特定の人の生き方を批判・非難・否定しているエントリーじゃないよね。
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - 「好きを貫く」ことと大企業への就職

    今日は軽く雑談風に。 「好き」というのは当に人それぞれである。僕の業は経営コンサルタントでそれを18年もやっているから、仕事の付き合いでいえば圧倒的に日の大企業の人達が多い。仲の良い友人、尊敬している経営者とか、たくさんいる。それで僕が、彼ら彼女らにいつも言うのは「大企業(ここに企業の固有名詞が入る場合も多い)が好きなんだね」ということだ。会話の一例を出そう。 梅田: 僕は「朝起きてから寝るまで、自分のしたいことをする、それが365日続く、自分の時間を完全に自分でコントロールしたい」、そういう願望というのかな、それが昔からあって、そんな生活をいつか実現したいゴールとしてイメージしているわけだけど・・・・ 大手企業・某君: そんなこと生まれてから一度も考えたことないよ。だって毎朝会社に行くだろ。何が自分に起きるかわからないんだよ。それが面白いんじゃない。大きい会社であればあるほど色々な

    My Life Between Silicon Valley and Japan - 「好きを貫く」ことと大企業への就職
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - 「好きを貫く」のはそんなに簡単なことではない。意識的で戦略的でなければ「好きを貫く」人生なんて送れないよ。

    「直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。」を書いてから二週間。休暇で海外に出ていたのでしばらくこのブログを更新できなかったが、その間の膨大な反応も、帰国してから全部読んだ。 僕のやブログをずっと読んでくれている人には「言わずもがな」かもしれないけれど、あの短いエントリーを単体で読むだけだと誤解を招くだろう部分が「好きを貫く」ことの難しさ、厳しさだ。 人生の幸福とは「好きを貫いて生涯を送ること」だと僕は思っている。「好きを貫いて生涯を送ること」は素晴らしいことだ。人からどう見えるとか、他人と比較してどうこうという相対的基準に左右されるのではなく、自分を信じ、好きを貫く人生を送ること。当の幸福とは、そういう心の在り様にこそあると、僕はそう信じているから、若い人達に、そんなに簡単に「好きを貫く」ことを諦めてほしくない。でも「簡単だから

    My Life Between Silicon Valley and Japan - 「好きを貫く」のはそんなに簡単なことではない。意識的で戦略的でなければ「好きを貫く」人生なんて送れないよ。
  • 直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。

    ここ一週間、たくさんの日の若い人たちと話した。JTPAツアー、九州大学ツアー、そして昨日のLingrイベント。それでつくづく思ったこと。もう前にも一度言ったことだし、当たり前のことだし、言わなくても伝わっているだろうとふと思っても、しつこく言おうと。なぜなら、僕が考えていることと正反対の言葉を、日の大人たちから皆はシャワーのように浴び続けているし、僕がこうあるべきと思うことと正反対の経験を日々せざるを得ない状況にある、ということがよくわかったから。 二十歳にもなれば、その人のすべてはもう顕れている。その自分の良いところを見つけるには、自分の直感を信じ(つまり自分を信じるということ)、自分が好きだと思える「正のエネルギー」が出る対象を大切にし、その対象を少しずつでも押し広げていく努力を徹底的にするべきだ。そういう行動の中から生まれる他者との出会いから、新しい経験を積んでいけば、自然に社会

    直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。
    nak2k
    nak2k 2007/03/18
    梅田さんにしては珍しいと感じた命令形の文章。id:jkondoに感化されてきてる?それか、それだけ日本の現状に危機感感じたとか。
  • 最高に嬉しいアナウンス: Rich Chen(ex-Google)のはてな参画 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    こんなことをアナウンスできる日がこんなに早く来るなんて思っても見なかった。今日は当に嬉しい日だ。このアナウンスが、今後のはてなにとってどのくらい大きな意味を持つかは、ネットビジネスのプロ筋の人達には説明の必要もなかろう。 Richard ChenのHatena Inc.取締役就任に関するお知らせ Richard Chenは、Hatena Inc.に参画する前は、2002年より約5年間にわたり、Google社シニアビジネスプロダクトマネージャーとして、日市場戦略立案・事業構築についてのGoogle米国社サイド責任者として指揮を取り、2007年1月にGoogleを退社しました。 僕が初めてRichに会ったのは、2003年5月のことだった。Googleがまだ500人くらいで、日法人をさあこれから立ち上げるぞ、という時期だった。以来、Richは、急成長するGoogleの中心人物の一人として

    最高に嬉しいアナウンス: Rich Chen(ex-Google)のはてな参画 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    nak2k
    nak2k 2007/03/15
    「シリコンバレーのディープな世界」への水先案内人の参画。
  • JTPAオンラインサロン「梅田望夫氏とLingrで語る」再び!!! 江島健太郎のリベンジ・再挑戦 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    先月は、Lingrサイトで技術上の問題が発生したため止むを得ず中止となった企画。 Lingr開発者の江島健太郎氏が準備に万全を期してのリベンジ、再挑戦です。日時は、 3月17日土曜日11:00am-12:30pm (日時間) 米国西海岸時間では3月16日金曜日7:00pm-8:30pm です。Lingrはブラウザだけでチャットできるので、この時刻に専用のオンライン部屋を開き、僕がホストになり、集まりたい人が集まって、チャットしてみようという試みです。始めてみないと1時間半どうなるかぜんぜんわかりませんが、お楽しみに。 参加ご希望の方は、上記時刻にオンライン部屋(http://www.lingr.com/room/jtpa-umeda)にログインしてください。時間きっかりに僕も登場します。会の進行は当日の状況次第でフリーフォマットで行います。積極的チャット参加はもちろん、見物も大歓迎。日

    JTPAオンラインサロン「梅田望夫氏とLingrで語る」再び!!! 江島健太郎のリベンジ・再挑戦 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    nak2k
    nak2k 2007/03/15
    リベンジきたきた。アドレスはローカルにメモっておこう。
  • 悲観主義とオプティミズム - My Life Between Silicon Valley and Japan

    一週間東京に行って帰国したところ。これからしばらく寝たり起きたりで、消耗しきった身体に体力が戻るのを待とう。今年二回目の東京だったが、こちらに戻ってくるとすべてのモードが全く変わって、ブログを書く力もようやく沸いてくる。 ある日、東京で気のおけない親しい友人たちとオプティミズムの話になった。「ウェブ進化論」のオプティミズムを誤解する人が多いね、という話がよく出るが、その日もそんな話になった。オプティミズムとは、生来人間は素晴らしいものなんだから「世の中、ほっておいても何とかなるさ」みたいな呑気でいい加減な考え方とは全く違うものだ。オプティミズムの質を全く理解せぬまま、オプティミズムはけしからんと言う人が多いね、というのは僕もよく思う。 ところで別の友人との集まりで、話がなぜかそちらのほうに流れ、アランの「定義集」の話になった。僕が敬愛してやまない森有正(ぼろぼろになるまで読んだ四冊の)

    悲観主義とオプティミズム - My Life Between Silicon Valley and Japan
    nak2k
    nak2k 2007/03/01
    人間が前に進む力そのもの。イノベーションの根底に横たわるもの。
  • Lingrイベントの顛末 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    昨日のオンラインサロンは、参加者が集まるにつれてLingrが重くなってしまって残念ながら中止となりました。「200人くらいまでは軽く大丈夫」という運用経験があったにもかかわらず今回うまくいかなかったのは、数日前に行われたLingrの大バージョンアップの影響とのこと。ただLingrイベントの雰囲気を少しだけだけれど経験してみて感じたのは、Lingrがちゃんと動きさえすれば、けっこう面白いイベントにできるかもしれないという感触でした。 一夜明けて、江島君から これから、サーバのアーキテクチャの再点検と改善、設備の増強、予行演習など、万全を期してリベンジしたいと思います。再挑戦の誓いをいたします。 というメールが入っていたので、三月中旬の日時間土曜日にまたやります。詳細が決まったら改めてご案内します。イベントのホストとして何を準備すればいいか、なんとなく会得した感じなので、次回をどうぞお楽しみ

    Lingrイベントの顛末 - My Life Between Silicon Valley and Japan
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    nak2k 2007/02/03
    中止された後にまったりとしてました。江島さんのリベンジ、イベントの再開を楽しみに待ってます。
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - 平野啓一郎さんの「巧みに生きるか、善く生きるか」を巡って

    平野さんの公式ブログの最新エントリー「巧みに生きるか、善く生きるか、……」(是非全文読んで考えてみてほしい) http://d.hatena.ne.jp/keiichirohirano/20070121 を巡って思ったことをちょっと書いてみる。 『ウェブ人間論』の対談をしていた時にも考えていたことですが、人間は、自分の属している社会のシステムと否応なくつきあいながらどうにかこうにか生きているわけですが、そこで、「巧みに、うまく」生きているだけでは、結局のところ、満たされないんじゃないかという気がします。それは直接には、僕自身を振り返ってみてのことですね。 巧みに生きる、ということについて言えば、梅田さんがいみじくも「サバイヴする」という言葉で表現したように、今の社会は、ノンキに関わって生きていこうとするためには、複雑になりすぎているんだと思います。ITに関してもそうだし、経済にしてもそう。

    My Life Between Silicon Valley and Japan - 平野啓一郎さんの「巧みに生きるか、善く生きるか」を巡って
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    nak2k 2007/01/22
    「善く生きる」が否定される世界だとしたら、悲しい世界だねぇ。
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - はてな取締役会合宿inシリコンバレー

    「創業者近藤の渡米」という大きな決心をし、さまざまな仕込みを行っていた「2006年のはてな」だったが、さてこれからは・・・ということで、日から取締役三名が出張でやってきて近藤邸に泊り込み、寝る時間以外は徹底的に議論し続けるという取締役会合宿をやっている。僕も時間の許すかぎり参加し、技術やサービスから人やカネの話まで、経営課題のすべてを、ふらふらになって倒れるまで考え、異なる意見はすべてぶつけ合い言葉で闘って決着をつける、という作業が継続中。既に丸四日が経過。 2007年から2008年のはてなはきっと面白くできる。そう確信した。 少し長い目で、はてなを見守っていただけるとありがたく。

    My Life Between Silicon Valley and Japan - はてな取締役会合宿inシリコンバレー
    nak2k
    nak2k 2007/01/12
    世の中にこういうことをやる会社がどれだけあるのだろう>経営課題のすべてを、ふらふらになって倒れるまで考え、異なる意見はすべてぶつけ合い言葉で闘って決着をつける、という作業が継続中。既に丸四日が経過。
  • 毎日新聞夕刊「ダブルクリック」欄・第十一回「長期休暇」 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    毎日新聞火曜日夕刊コラム欄の第十一回です。テーマは「サバティカル」。じつは今発売中の「フォーサイト最新号」に、「知的生産のプロとしての「サバティカルの決意」」という文章を書き、かなり詳しく僕の決心について書いています。この短いコラムは、その文章と対になったものですが、「フォーサイト」の文章は一ヵ月後にネットに転載されたときにご紹介します。 年の瀬に決めたことがひとつある。五年以内に一年間の「サバティカル」 (研究のための長期休暇) を絶対にとるぞ。そう決心したのである。 僕は基的に自営なので、サバティカルは決意の問題である。ここしばらく激しく働いてきたから、一年くらい仕事をしなくても生活する余裕はあるので、その期間の仕事をすべて断ればいいだけなのである。でもかえってそれが難しい。欧米の大学や研究所のサバティカル制度と違い、戻ってきてすぐ元の仕事に戻れる保証がないからだ。 いま僕は、経営コ

    毎日新聞夕刊「ダブルクリック」欄・第十一回「長期休暇」 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    nak2k
    nak2k 2006/12/19
    こういう言葉があるって知らなかった。これで「今は無職」なんていわないですむw