炭素原子が正六角形に連なるように平面上に広がる「グラフェン」は、地球上で最も高い強度を持つ物質で、圧倒的な軽さで高い強度を持たせる構造体を実現できるのではないかと期待されている夢の材料です。しかし、2次元的な構造をとるグラフェンを、いかにして3次元的に構成するのかというのは非常に難しい問題で、世界中で研究が進められています。そんな中、MITの研究者がグラフェンを立体化する構造体の考案に取り組み、3Dプリンターを使った実証実験で、プラスチックを鉄の10倍の強度にする3次元構造体の作成に成功。グラフェンだけでなくあらゆる材料を軽く・強くする可能性が見いだされています。 3-D-printed gyroid models such as this one were used to test the strength and mechanical properties of a new light
一月のこの時期は、大学では卒論修論の仕上げの時期で学生たちも殺気立っています。今週は新潟の大学で研究会があったのですが、その場でも卒論が、修論が、という話題は時折耳にしました。 そんなときに、とても大事なのがバックアップです。卒論が仕上がる頃になってパソコンの不調やヒューマンエラーで論文が飛んでしまうなどというのは、意外によくある話です。急な寒さがやってきた朝、研究室にいくとサーバーも異常停止していて、機械も心も寒くなっていたという状況を目撃したのは一度や二度ではありません。 心理的に起こり得ないと思うできごとほど、実際には起こり得る。これを念頭に、バックアップはしっかりおこなわないといけないのです。 できることならバックアップはきりの良いときではなく、常に、関係するすべてのファイルに対して行いたいものです。しかもできるだけ履歴付きで。というのも、論文が消えるのも致命的ですが、肝心の図表に
IT技術が複雑化・細分化したことで、エンジニア自身が技術やプロダクトについて経営層や顧客に説明しなければならない場面が増えてきています。しかし、説明が苦手な方は多いのでは? 苦手意識を克服して説明上手になるにはどうすればいいのでしょうか。翔泳社が刊行した『エンジニアを説明上手にする本』の著者・開米瑞浩さんにお話をうかがいました。 説明が苦手なエンジニアのためのお手本 ――『エンジニアを説明上手にする本 相手に応じた技術情報や知識の伝え方』は書名から開米さんが持っていらっしゃる問題意識を強く感じますが、具体的にはどういうきっかけがあって「エンジニアを説明上手にすること」に取り組まれているのでしょうか。 開米:我々の世界を現実側と実装側に分けると、現実側には自然言語があり、実装側にはアセンブリ言語やプログラミング言語があります。実装側の言語が開発されITが発達してきましたが、次第にそれだけでは
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く