【ソウル=豊浦潤一】韓国政府当局者は19日、飯島勲内閣官房参与の訪朝結果について、申●秀(シンガクス)駐日韓国大使が18日、日本政府から説明を受けたと本紙に明らかにした。(●は王ヘンに玉) 日本側は、拉致問題では原則的な意見交換にとどまり、特別な進展があったわけではないと話したという。 聯合ニュースによると、韓国側は席上、北朝鮮の態度の変化を引き出す国際協調のためにも、日本の突出した行動は望ましくないとの懸念を改めて伝えた。 同ニュースはまた、今回の訪朝が日朝実務者協議の再開につながる可能性は低いとの見方が韓国政府内で広がっているとした。同協議は昨年11月以来、中断している。