最近トレンドとなりつつあるRubyであるが、その原点はいち技術者の願望の結晶であった。本講演ではRubyの開発者本人が、Rubyの設計に込めた思いを語る。また、RubyをRubyたらしめる特徴や機能についても解説する。2007年10月16日にミラクル・リナックス株式会社主催で実施された「Asianux Road Show in Tokyo」の特別講演の内容。
とある都合で、ソフトウェア開発の際にソースコードの提供されていないツールを使うことになりました。x86なLinux上で動く、ちょっとしたtoolchainです。が、そのツールの処理速度が遅く、入力サイズに対して、結果が出てくるまでの時間がどうもO(N^2)かそれよりひどい。遅くてイライラするので、昨晩ついカッとなってパッチを当てました。そのメモです。また、ありがちな事態(?)な気もするので、みなさんどうしてるのかなー的なお伺いも兼ねて。 ボトルネックの特定 そのツール(以下A)の実行バイナリはstripされておらず.symtabが残っていました。のでまず、どこが遅いのかgoogle-perftoolsをLD_PRELOADしてそのソフトウェアを実行し、実行プロファイルを取りました。すると、嬉しいことにある一つの関数(以下F)で全体の90%以上の時間を消費していることがわかりました。関数Fは
ソニーが開発していた二足歩行ロボット「QRIO」を、数カ月間、幼稚園のなかに入れて生活させるとどうなるか――。最先端のロボットは社会的な存在になれるのか? 3年間にわたったQRIOの日常インタラクション観察に関する論文が米国アカデミー紀要 (PNAS)に発表された。第一著者はカリフォルニア大学サンディエゴ校/ソニーの田中文英氏だ。 最初は、子ども達はQRIOを、自分達とはとても違ったものとして接していた。だが5カ月後には、QRIOを「おもちゃ」よりはむしろ「仲間」として扱うようになり、最新技術のロボットはクラスルームにすっかり溶け込んでいたという。現在のロボット技術は人間の幼児と継続した関係を形成・持続させることができ、教師のアシストや教室の雰囲気をよくすることなど教育においても大きなポテンシャルを持っていることを実験結果は示していると論文は述べている。 多くの人々はロボットと長時間接して
10月24日に発売されたタカラトミーの「Omnibot 17μ i-SOBOT」。17もの自由度を持ちながら、従来では考えられなかった低価格を実現したロボットトイだが、その構造に興味を持っている方も多いだろう。今回は、約1日という短い時間だったが、i-SOBOTを実際に分解し、可能な限り解析を試みた。写真を中心に、その模様を見ていこう。 ・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。 ・この記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害はRobot Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。 ・内部構造などに関する記述は編集部が使用した個体に関してのものであり、すべての製品について共通であるとは限りません ・Robot Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。 本体はエネルー
日本のIT業界は救いようがない。絶望的としか言いようがない。 IT業界不人気なんて、この業界に重くのしかかる決して晴れることのない暗雲の氷山の一角に過ぎない。はてなの匿名ダイアリーにもどうせ理系出身者なんていらねえんだよ。なんて書かれていたけど、これが現実なのだよ、学生諸君。 ちょっと補足しておくけど、ここでIT業界っていうのは、SIerのことだ。お客さんの要件をヒアリングして、その要求に沿ったシステムを受託開発するっていうビジネスのことを指している。 ぼくもその昔、その世界のループに組み込まれていた。そして華麗なるコミュニケーション能力とやらをいかんなく発揮し、場の空気を読み、生意気なぐらいのチャレンジ精神で、それなりに仕事のできるよい子だったようだ。 いや、正直に言うよ。正直に言うとだね、結構楽しかった。 だって、考えてみてごらん。お客さんのところに出向いて行って、その業界のことをじっ
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