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ブックマーク / agora-web.jp (7)

  • 医薬品のネット販売規制を考える(2)

    森田朗・東大教授の「会議の政治学」(慈学選書)は政府の審議会の意思決定メカニズムに焦点を当てた、珍しい書物である。審議会が「客観性を装って役所の考え方をオーソライズする『隠れ蓑』としての性質をもっている」(同書 p.10)ことは広く知られている事実だが、書には数多くの審議会において座長を務めた著者だからこそ語れる審議会の質が明快に整理されている。 「書は、そもそもは退屈でフラストレーションの溜まる会議の最中に、会議の退屈な理由と運営化の効率化の方法について考え、作成したメモが出発点である」(p.181)という執筆の経緯も興味深いが、内容の専門性を考えると「多くの出版社が、このマニアックなの出版をなかなか引き受けてくれないなか」(p.183)という出版社への謝辞の言葉も納得がいく。 書の第一章第五節では「意見主張のテクニック」として、論理性・合理性には欠けるがよく見られる手法として

    医薬品のネット販売規制を考える(2)
  • ネット生保立ち上げ秘話(2) 投資委員会 - 岩瀬大輔

    居候生活はじまる ときは、2006年7月4日。場所は、溜池山王の交差点近くのランディック第三赤坂ビル。 1階ではマクドナルドが24時間眠ることなく、小腹を空かせた企業戦士たちに、ハンバーガーとフライとコーラと、つかの間の安らぎを提供している。このビルの8階にある投資ファンド『あすかDBJパートナーズ』のオフィスにて、僕らの挑戦は始まった。わずか6席の小さなオフィスに、3社が同居していた。我々は、居候(いそうろう)である。 このときはまだ、「ネットライフ企画」の原型は何もなかった。あったのは、机とパソコンと電話とファックス。中古のコピー機。あとは、社長の出口の頭の中にある事業計画だけだった。 (ライフネット社長・出口治明との出会いについては「第一回 プロローグ」をご参照) プロジェクトの相棒である社長の出口は、1948年生まれの58歳(当時)。後に知ることになるのだが、大手生保出身で、かつ

    ネット生保立ち上げ秘話(2) 投資委員会 - 岩瀬大輔
    namikister
    namikister 2010/04/20
    臨場感があっておもしろい
  • 管制空域見直しで地方空路の活性化を ~横田空域という見えない壁~ 務台俊介

    経営難の日航空が県営松空港の定期路線から撤退することになった。その後をFDAという静岡空港を拠点とする新参の航空会社が引き継ぐこととなって地元はホッとしている。 この問題に関し、2009年10月に村井長野知事が松空港と羽田空港の間の定期路線開設の可能性につき、「羽田に直行で行けたら、飛行時間も30分程度で済むのではないか。県内でも最も便利な場所になる」と指摘した。 松空港の存続は、羽田空港との接続が究極の解決策であることは識者の間では暗黙の前提であった。実は、1965年の松空港開港当初から、羽田空港との路線を開設しようとする動きがあったが、空域の制約などから迂回ルートとなり採算が望めないという理由で開設に至らなかった経緯がある。 日航空の経営難による路線廃止の議論が浮上したことで、改めて松空港をはじめとする我が国の空港が置かれている環境と日米の安全保障上の関係がクローズアップ

    管制空域見直しで地方空路の活性化を ~横田空域という見えない壁~ 務台俊介
    namikister
    namikister 2010/04/17
    経済におけるいろいろな制約を、政治、行政の力でとっぱらっていってほしい。それがお上の役割。
  • 770~806MHzはモバイル通信に使える - 池田信夫

    日経ITproによれば、総務省の作業班はきのうの会合で「既存のFPUやMCA、ITSは動かせず、再編できる周波数帯がない」「国内メーカーは700/900MHzのペアを希望し、周波数の国際協調とコストの関係は薄い」などとする報告書を出し、主査である上智大学の服部武氏は700/900MHzをペアで使うという従来からの方向で検討する方針を示したという。この報告書は、事実誤認である。 まず770~806MHz(以下770MHz帯と呼ぶ)のFPUが動かせることは、放送業者自身が認めている。現状ではマラソン中継などに月間数十時間しか使われていない事実を、民放連は総務省のヒアリングで認め、用途を「HDTVによる素材伝送」に切り替えたいという要望を出している。素材伝送を放送局に固有の機材で行う必要はなく、孫正義氏も賛成するように、LTEで伝送すればよいのだ。 この帯域を利用しているA型ラジオマイクについて

    770~806MHzはモバイル通信に使える - 池田信夫
    namikister
    namikister 2010/04/15
    何とかして欲しいものだ
  • 原口総務大臣の別の発言について - 私自身の独白を含め - 松本徹三

    前回は、原口新大臣の発言に驚くあまりに、我ながら少し平静を失いましたが、よく考えてみると、これまでの自分の不勉強こそを、相当恥じなければならないことがよく分かりました。池田先生が、すかさず、「原口大臣と放送業界のズブズブの関係」も指摘して下さいましたが、これも、勤務先での仕事上、色々な遠慮があって、私がこれまで敢えて深入りして来れなかった分野のことです。 これらの事を深く考えてみると、実は、少し大袈裟ではありますが、「自分のこれからの生き方は、今のままでよいのかな」というところまで、私自身の心の中で、葛藤が広がって来ています。 私は原口大臣にはお目にかかった事はなく、これまでサイトを覗きに行った事もなかったのですが、今回総務大臣に正式に就任されたという事で、サイトをチェックしてみました。そうすると、同大臣は、「選挙対策上配慮すべき相手先」としては、強大なNTTでさえとても敵わぬ力を持つ「民

    原口総務大臣の別の発言について - 私自身の独白を含め - 松本徹三
    namikister
    namikister 2009/09/21
    原口って既得権益者の代表なのか?既存メディアが書けないことをずばずば言って欲しい
  • 新内閣は「参院選準備内閣」? 新総務相は「集票マシン(NTT)支援相」? - 松本徹三

    世論調査によれば、鳩山内閣は支持率75%とも77%とも報ぜられ、上々の滑り出しです。多くの人達が「新内閣は何らかの大きな変革を行い、現在の閉塞感を打ち破ってくれるだろう」と期待している証左です。私自身だって、一方では大きな不安を感じつつも、一方では何がしかの希望をもって、新内閣の動きを注視しているわけです。 ところが、金曜日の各日刊紙で報ぜられた各新大臣の発言の中で、職業柄最も興味のあった原口郵政相の発言を読んで、私はかなり驚きました。「就任早々そこまでサービスせねばならないのか」と目を疑うばかりに、集票力のあるNTTへの忠誠心の発露が、早々と「前のめり」に出てきていたからです。 民主党はマニフェストで相当難しい事を数多く公約したのですから、各大臣は先ずはマニフェストに書かれている事を如何にして実現するかについて語るのかと思っていたところ、総務相はマニフェストでは何も語られていない「NTT

    新内閣は「参院選準備内閣」? 新総務相は「集票マシン(NTT)支援相」? - 松本徹三
  • アゴラ : 目に余るNTTグループの独占回帰への試み - 松本徹三

    私には個人的に尊敬する人や親しい人がNTTグループの中にたくさんいます。また、私が現在勤務しているソフトバンクにとっては、NTTグループの各社は、一面熾烈な競争相手であると同時に、一面では多くの点で協調すべきパートナーであったり、接続先であったりします。従って、下記のようなことを正面だって言うのは、来は心苦しいのですが、やはりこれだけは言っておかなければならないと思います。 NTTドコモの新入社員の入社式にNTT持ち株会社の三浦社長が出席され、その訓示の中で、「NTTドコモに入社されたあなた方は、NTTに入社されたのと同じ事」という趣旨のことをおっしゃられたとの事です。私は勿論その入社式に出たわけではなく、人伝に聞いたことに過ぎないので、詳しいニュアンスまでは分りませんが、そのことを聞いて、私は飛び上がるほどに驚きました。これは、「NTT分割」が求めたものの公然たる全否定に他ならないから

    アゴラ : 目に余るNTTグループの独占回帰への試み - 松本徹三
    namikister
    namikister 2009/04/12
    競争がない組織は腐る。がんばってほしい。
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