独立行政法人国立科学博物館(館長:篠田謙一)の辻彰洋研究主幹(植物研究部)は、山梨県の民家の水槽から発生したマリモ類がAegagropilopsis(アエガグロピロプシス)属の日本新産種と明らかにし、「モトスマリモ」と命名しました。 日本で見つかった球状になるマリモ類としては、「マリモ」「タテヤママリモ」についで3種目です。 【研究のポイント】 山梨県の民家で、淡水魚(タイリクバラタナゴ)を飼育していた水槽にマリモに似た藻類が大量に発生しました。 この藻類の種レベルの差違をみるのに重要な遺伝子を解析した結果、オランダの熱帯水族館や中国の河川から報告されたAegagropilopsis clavuligera(アエガグロピロプシス・クラブリゲラ)の配列と一致しました。また、顕微鏡観察の結果、形態的特徴とも矛盾しませんでした。 Aegagropilopsis clavuligeraは、日本で今