ドイツ 2013年4月5日(金) 独石炭発電、3千人の死亡原因に=環境団体[社会] 環境団体グリーンピースがドイツでは石炭火力発電による大気汚染で年間3,000人以上が死亡しているとの試算を発表した。経済紙ハンデルスブラットが3日報じた。調査はグリーンピースの委託でシュツットガルト大学の専門家グループが実施。国内の石炭火力発電所67カ所について排ガスに関するデータを集め、地域別の疾病統計などと照会し分析した。それによると、石炭火力発電所から排出される粉塵や有毒ガスが原因で引き起こされる呼吸器や循環器系の疾病によって失われる寿命は3万3,000年となり、これは年間3,100人の死亡に相当する。中でもバッテンフォール(スウェーデン)のイェンシュワルデ(Jaenschwalde)発電所とRWEのニーダーアウセン(Niederaussem)発電所はそれぞれ373人、269人の死亡を引き起こしてい