米ユタ州の砂漠に設置された地表粒子検出器群で高エネルギーの宇宙線を検出するイメージ(大阪公立大・京都大L-INSIGHT・Ryuunosuke Takeshige提供) 宇宙から陽子などの微粒子が高エネルギーで降り注ぐ「宇宙線」の観測に取り組む大阪公立大などの国際研究グループが、過去最大規模のエネルギーを持つ宇宙線の検出に成功した。到来した方向には発生源となりうる天体が見当たらず、未知の天体現象に由来した可能性がある。グループは「アマテラス粒子」と名付けて粒子の種類や発生源を調べる。成果をまとめた論文は24日(日本時間)、米科学誌「サイエンス」に掲載された。 宇宙線は宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線で、大規模な爆発やブラックホールなどが発生源と考えられている。宇宙における数々の現象を解き明かすカギになるとされている。 研究グループは米・ユタ州の砂漠で、琵琶湖の面積に近い700平方キロ
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