(CNN)豪シドニーの裁判所は22日、1歳の娘に徹底したヴィーガン食(完全菜食主義者向けの食事メニュー)を食べさせて重度の栄養不良状態にさせたとして、30代の両親に1年半の社会奉仕活動を言い渡した。CNN系列局のセブンニュースが伝えた。 夫婦は娘が生きるために必要な食事を与えず、健康被害を生じさせた罪を認めている。 発見された当時、1歳7カ月だった娘の体重は4.9キロしかなかった。検査の結果、誕生以来、骨格が発達しておらず、発育が遅れて歯さえも生えていないことが分かった。 両親は、娘に厳格なヴィーガン食を与え続けていたと供述している。誕生以来、予防接種も受けておらず、医療機関も受診していなかった。 両親は娘にオート麦とバナナ、ピーナッツバターゼリーサンドイッチ、米飯しか食べさせていなかったとされる。裁判官はこの食事について「完全に不適切」と判断し、両親が自分たちの子どもを重大な健康被害の危