いつもは練習後、スタッフや記者に「オツカレサマ」と笑顔で声をかけて帰宅するレオ・シルバ。だがW杯準決勝で母国ブラジルがドイツに1-7で敗戦したこの日は、さすがにションボリとした様子で「モウ帰ッテ寝ル」とふて寝を宣言(?)した。 「28年間生きてきて、あんなゲームは初めて観た。国民は絶望している。負けは起こり得るが、問題はああいう状態で終わったこと」と肩を落とした。しかしそこは冷静なレオらしく、「起こった現象には必ず理由がある。それを追求して学びを得ることが大事」と振り返った。 また「4失点した時点で(勝利は)あきらめたが、あの段階で中途半端な攻撃をするくらいなら、自陣で回してそれ以上相手に取らせないほうが良かった」と、歴史的大敗に無念さをにじませた。 台風接近により、梅雨前線が活発化したこの日の新潟は、レオの気持ちを表しているかのようなどしゃ降りだった。 ※注:「」内、ひらがな・漢字部分は