厳しい就職戦線の続く中、12年春卒業予定の大学生らを対象にした合同企業説明会「マイナビ就職EXPO 北陸」が6日、金沢市の県産業展示館であった。毎日コミュニケーションズが主催。本格的な「就活」シーズンを迎えた学生ら約2000人が、真剣な表情で企業の説明に耳を傾けていた。 文部科学省の調査では、今年3月卒業予定の大学生の就職内定率(昨年12月1日現在)は68・8%、短大生は45・3%と過去最低の水準。来春も「氷河期」は続く見込みだ。 ただ、厳しさを反映してか、学生の意識には変化も。毎日コミュニケーションズによると、学生の中堅・中小企業志向は08年卒以降高まり、12年卒では半数を超えているという。 この日、101社が出展した会場では、大手だけでなく地元企業の各ブースでも、担当者の話に学生らが熱心にメモを取っていた。 北陸学院大短大1年の宮野ひとみさん(19)=金沢市=は「厳しくても行動