今の時期は、多くの就活生が企業の説明会やセミナーに参加しているでしょう。そして、自分の中で行きたい業界を決め始めたり、志望業界を早く決めようと焦ったりしている就活生が増えてきている頃ではないでしょうか。毎年、内定塾で多くの就活生と会う中で、学生が就活を始めた頃の志望業界と、面接を受け始める頃の志望業界が異なるケースが非常に多いと感じています。 約半年間の就職活動を前期と後期に分けると、学生の志望業界は大きく変化します。前期の特徴としては、一部の業界に特に偏りが見られます。そして、後期は偏りが減り始め、業界規模に応じた志望者の割合に近づいていきます。では、なぜ前期でそのような偏りが見られるのでしょうか。 まず、前期で特に人気があるのは、マスコミ業界や広告業界、エンターテインメント業界などです。前期の学生がそれらを志望する最も大きな理由は、「華やかだから」「クリエーティブだから」などです。