神奈川県平塚市の空き地などで10月、無職志村寛治さん=当時(66)=の切断された遺体が相次いで見つかった事件で、県警平塚署捜査本部は16日、殺人容疑で、内縁関係にあった介護施設職員中山宏子容疑者(55)=同市夕陽ケ丘、死体損壊・遺棄罪で起訴=を再逮捕した。捜査本部によると容疑を認め、「これからの暮らしを考えると殺して自分も楽になりたかった。(志村さんの)体調も悪かったので苦しみから解放してあげたかった」と供述しているという。 逮捕容疑は、9月16日午後、同市内の自宅で寝ていた志村さんの首をひもで絞めて殺害した疑い。 捜査本部によると、9月初めから志村さんの体調が悪化し、中山容疑者は同月16日朝に殺害を決意。遺体の一部は冷蔵庫で保管していたという。 2人は1980年ごろに同居を始めたが、志村さんは一度も働いたことがなく、中山容疑者は「まだ迷惑を掛けるのかという思いがあった」とも話してい