偽造された1万円札(上)と本物=福岡市東区の東警察署で2013年1月12日午後0時20分、徳野仁子撮影 福岡県警は12日、偽造1万円札を店などで使ったとして、福岡市早良区の会社員の男(19)と同市中央区薬院3、ネイリスト、牛島彩容疑者(22)を偽造通貨行使容疑で逮捕した。男は「黙秘します」と話し、牛島容疑者は「偽札とは知らなかった」と否認している。 逮捕容疑は、男は昨年12月11日、福岡市早良区内のガソリンスタンドで男性店長に対して給油代金として偽の1万円札を使用。更に、牛島容疑者と共謀し、同月17日、同市東区内でタクシー運転手に運賃として偽1万円札を使ったとしている。 両事件とも、透かしがないことに被害者が気づいて110番。逮捕された2人は知人関係と供述しているという。 福岡、長崎、大分、佐賀各県で、今回の偽造1万円札と酷似した偽札による被害が計約30件あり、被害の8割は福岡県内で