北海道警札幌中央署は30日、江別市高砂町、JR北海道運転士、木村昌弘容疑者(30)を覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで緊急逮捕した。道警によると、JR北海道の運転士が覚醒剤使用の容疑で逮捕されるのは初めて。 逮捕容疑は、7月中旬ごろから30日までの間、道内で覚醒剤を使用したとされる。木村容疑者が最後に乗務したのは27日昼までで、道警は覚醒剤を使用した状態で運転した疑いもあるとみて捜査している。調べに対し「今は何も話せない」と供述しているという。 同署は今年に入り、木村容疑者が覚醒剤を使用しているとの情報を得て調べていた。30日午前に家宅捜索し、尿検査で陽性反応が出たという。木村容疑者は逮捕時、頬がこけ、挙動不審で落ち着かない様子だったという。覚醒剤や注射器は見つからなかったが、道警は十数日以内に使用したとみている。 道警によると、覚醒剤を使用した状態で自動車などを運転すると、スピード