スペインの首都・マドリードからまずは600kmほど南下して、セビリア近郊のパラドール・デ・カルモナの街を目指す。移動の足として用意されたのは、ランボルギーニの現行モデルであるアヴェンタドールとウラカン。それらをスペインの地でドライブするのは、それだけでも刺激的な経験となるけれど、それはあくまでも序章に過ぎないのだった。 2013年に創立50周年の記念すべきアニバーサリー・イヤーを迎えたランボルギーニにとって、昨2016年も重要な意味を持つ年だった。創始者であるフェルッチオ・ランボルギーニの生誕100周年、そしてランボルギーニの名を広く世界に轟かせることに大きく貢献したミウラの誕生から50年であったからだ。このふたつの節目を祝するために、ランボルギーニは2016年にさまざまなトピックスを発信してきた。 まず、100周年を意味する「チェンテナリオ」のネーミングのもととなった、特別な中にも特別な