■受ける前にまず勉強を 今や国内で年間45万件が行われている近視などを矯正するレーシック手術。今年2月、東京・銀座の眼科医院で集団感染が起き、安全性や医師の技術に不安を抱く人も多い。慶応大病院など全国の4大学病院と11のクリニックが「安心LASIKネットワーク」を発足、インターネットなどを通じ、情報を提供していく。(平沢裕子) ネットワークの発足は1月。慶応大医学部眼科学教室の坪田一男教授が世話人代表となり、安心してレーシック手術を受けてもらうための情報や施設の紹介を行う。施設の急激な増加を受け、治療の質が問題となってきたことがきっかけだ。 発足後の2月、東京・銀座の眼科医院で、手術を受けた患者約100人が感染性角膜炎や結膜炎を発症したことが明らかになった。「短期間にこれほど多くの感染症患者が出るのは考えられないこと。患者さんから不安の声があがっており、正しい医療情報を発信することの必要性