クルド人を貶めるデマがネット上に溢れていることについて、ジャーナリストの安田浩一さんは「関東大震災における朝鮮人虐殺のデマと似ていませんか?」と問いかけた。
クルド人を貶めるデマがネット上に溢れていることについて、ジャーナリストの安田浩一さんは「関東大震災における朝鮮人虐殺のデマと似ていませんか?」と問いかけた。
トランプ前大統領は、人気歌手テイラー・スウィフトさん(右)が自身を支持したかのように見せかける偽画像をSNSに投稿した/Getty Images/AP (CNN) 米共和党の大統領候補者トランプ前大統領は、人気歌手テイラー・スウィフトさんが自身を支持したかのように見せかける偽画像をSNSに投稿し、実在しないスウィフトさんの支持を受け入れると書き込んだ。 トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」にスウィフトさんの画像を連続表示して「受け入れる!」と書き込んだ。スウィフトさんの画像のうち少なくとも数枚は、人工知能(AI)を使って生成されたものらしかった。 スウィフトさんに米国旗の帽子をかぶらせ、背景に米国旗をあしらったAI加工画像には、「テイラーはあなたがドナルド・トランプに投票することを望む」という文字が入っていた。 トランプ氏が偽画像を共有した投稿もあった。AIで生成された「スウ
2024年7月末に発生した殺人事件に関する誤情報がSNSで拡散されたことをきっかけに、イギリス各地で反移民・反イスラムを訴える暴動が極右団体によって扇動されています。こうした騒乱を受けて、SNSなどのオンラインサービス提供者に法的責任を問う「オンライン安全法(Online Safety Act)」の改正をイギリス政府が検討していると報じられています。 UK considers forcing tech firms to remove ‘legal but harmful’ content after riots https://www.ft.com/content/d026a8d1-26d1-494d-83dc-5ff0204388e8 King Charles sends ‘heartfelt thanks’ to police for restoring order after rio
20分でわかる「虐殺否定論」のウソ All the lies in “denial of massacre” revealed in just 20 minutes. はじめに忙しい人のためにかいつまんで説明 1923年(大正12年)9月の関東大震災時、混乱のなかで流れたデマによって人々が自警団を結成し、軍や警察も関与する形で、朝鮮人を無差別に虐殺するという事件が関東各地で起こりました。この出来事は、歴史の常識として中学の教科書にも載っていますが、最近、「朝鮮人虐殺などなかった」と否定する人々がいます。しかしこうした主張は荒唐無稽であり、史実・論理・常識に照らして、全く成り立つ余地がありません。そのうえ、こうした考えが広がることは、私たちの社会にとって現実的な危険をはらんでさえいます。それはなぜでしょうか。忙しい人のために、かいつまんで説明しましょう。 その1「朝鮮人虐殺」は歴史学の常識
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インターネットでの深刻なデマ拡散や誹謗(ひぼう)中傷で名誉を傷つけられたとして、虐待や性搾取の被害少女らを支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」と代表の仁藤夢乃さんが、交流サイト(SNS)で「暇空茜」を名乗る匿名アカウントの男性に計1100万円の損害賠償やデマ記事の削除などを求めた訴訟は16日、東京地裁で結審した。判決は7月18日に言い渡される。 前回の審理では、仁藤さんへの本人尋問が行われ、男性がネット上で書いていたことはデマであるとし、「コラボに助けを求めようと思う少女や女性たちとつながりづらくなっている」と活動への深刻な影響を訴えた。一方、尋問が予定されていた男性は自身の住所特定などの恐れがあるなどとして出頭せず、神奈川新聞の取材に「身の危険という正当な理由があるので出頭はしません」とSNSで回答した。 16日にも男性は出頭せず、コラボ側弁護団の神原元弁護士が「自分の趣味のマ
最近、ちょっとこの画像が数度目につくことがあったのでこの「特亜65%」という「日本刑務所の囚人内訳」というデマ情報について書いていきます。すでに幾度かデマという指摘が記事化されており、例えば「「殺人・傷害での囚人の65%が特亜!」というあまりにありえない差別デマ」、「日本の囚人の97%は外国人?:こんなデマにも騙される人がいる」、「「外国人の犯罪がなければ、日本の刑務所はガラガラ」の真偽を公的資料で検証する」などなどで指摘されています。ただこれらの記事は数年前のものなので、その指摘の一部に倣い今一度この表の数値を簡単に検証します。 データは法務省の「矯正統計統計表」を参考とし、また最新のデータだけではなく2010年から2021年までの流れで刑務所の年末収容者総数、および外国人の収容者数(来日外国人含む)、中国、朝鮮・韓国籍の収容者数、そしてそれらが占める割合を求めていきます。それが次の表で
若年女性を支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」に対して、自身のブログサイトで名誉を傷つけたとして、警視庁新宿署が名誉毀損の疑いで、「暇空茜」を名乗る自称ユーチューバー(41)を書類送検したことが16日、捜査関係者への取材で分かった。検察に刑事処分の判断を委ねる「相当処分」の意見を付けた。 書類送検容疑は、令和4年9月、自身のブログサイトで「Colaboは10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月一人6万5千円ずつ徴収している」と書き込み、コラボの名誉を毀損したとしている。男性は「ブログにそのように書きこんだが、ホームページを見て論評を書いただけ」などと話しているという。
2021年3月、あるコスプレイベントの告知がツイッターに投稿された。コスプレをした参加者が、「蔵造り」で知られる埼玉県川越市の街並みを散策する予定だった。 すると、SNSで根拠のない批判にさらされた。 「こちらの主催、無許可です」 「(参加した場合)事情聴取される可能性が高いです」 これらは誤りだった。この種のイベントに警察の許可は必要ない。地域の関係者も事前に理解していた。しかし、誤情報は瞬く間に拡散。イベントは中止に追い込まれた。 SNSでの誹謗中傷は、姿の見えない投稿者からの攻撃だ。被害者は泣き寝入りするケースも多い。しかし、このイベントを企画した会社の菩提寺由美子さんは違った。開示請求で発信者を突き止め、損害賠償、刑事告訴まで踏み切った。被害者にとって裁判は時間的にも精神的にも大きな負担だ。それを乗り越えた菩提寺さんに話を聞くと、「(2020年に命を絶ったプロレスラーの)木村花さん
「フェイクニュース対策には、記事の見出しが正確かどうかを考えさせることが有効」との研究結果があるとおり、フェイクニュースの影響を最小減にするには、ファクトチェックなどにより情報の正確性を吟味する作業が欠かせないと言われています。しかし、Twitterでフェイクニュースを拡散している人に対して、正確な記事へのリンクを返信するという実験により、「フェイクニュースを訂正された人はかえってリツイートの質が低下し、偏りや有害性が強まってしまう」ことが示されたとの研究結果が発表されました。 Perverse Downstream Consequences of Debunking: Being Corrected by Another User for Posting False Political News Increases Subsequent Sharing of Low Quality, P
虐待や性搾取の被害女性らを支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」は、昨年夏ごろからインターネットを中心に激しい攻撃にさらされた。「公金の不正受給がある」といったデマが拡散され、活動現場への嫌がらせや仁藤夢乃代表への殺害、レイプ予告もあった。攻撃の大半は匿名アカウントからだ。9月下旬、そうしたアカウントの男性に取材する機会を得た。痛感したのは、「娯楽」としての気軽な攻撃が支援活動の阻害という深刻な被害を生じさせたという理不尽な非対称さと、公人や行政まで巻き込まれた異常さだった。 コラボは今月16日、東京都内で開いた会見で、活動を誹謗(ひぼう)中傷し、名誉を毀損(きそん)したとして、昨年から同日までに4人を相手取り、計2260万円の損害賠償を求め提訴したと明らかにした。 和解の条件に取材 最初の提訴は昨年11月29日。被告は「暇空茜」を名乗る都内男性だ。訴状によると、男性は同年9、10
262回 「暇アノン懺悔録」について 小川たまか氏によるインタビュー 『【暇アノン懺悔録】「暇アノンの姫」だった40代男性』(全4回) を興味深く読んだ。 Twitter(現X、以下同)上のフェミニスト、フェミニズム的な言説に対する反感に端を発した、暇空茜を名乗る男性によって起こされた一般社団法人Colaboや代表の仁藤夢乃氏に対する攻撃的な言及や真偽不明の様々な疑惑の追及。公金を巡る不正受給疑惑を打ち上げて住民監査請求をするような彼のやり方が有名人や政治家を含む多くのアンチフェミニズム傾向の人間をひきつけ、一時は大きなムーブメントとなったが、現在はその勢いは失速気味であるようにみえる。 今のところ、彼が主張した様々な疑惑の中に、真実と証明されたものはない。 また彼の主張が過激化し、ナニカグループなる存在を主張する陰謀論めいたものに発展していく過程でライトな支持者が逃げ出し、支持者の先鋭化
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台風15号による水害被害が発生している静岡県を巡って、フェイク画像がTwitter上で拡散されている。投稿者は「ドローンで撮影された静岡県の水害」と称し画像を投稿したが、実は画像生成AIで作成したフェイク画像と公表し、物議を醸している。 問題のフェイク画像が投稿されたのは9月26日午前4時39分。上空から俯瞰した視点で建物や土地が水没している様子が写っているが、濁流の流れや一部の建物に不自然な部分があり、投稿に対して「画像生成AIが作成した偽物ではないか?」など疑問の声が上がっていた。 同日午後4時ごろ、投稿者は問題の画像がフェイクだと認め、謝罪文を投稿。画像生成AI「Stable Diffusion」を使い、作成したことを明かした。フェイク画像を投稿した理由について投稿者は「大した目的はない。そもそも安易にこれが広まると想定していなかった」としている。 しかし、謝罪文の最後には「騙されて
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