「損保ジャパン」と「日本興亜」を傘下に持つ損害保険大手の「NKSJ」は、ことし2月の関東甲信地域を中心とした記録的な大雪で被害を受けた人たちに支払う保険金が膨らむことから、昨年度の業績見通しを下方修正しました。 ことし2月の記録的な大雪では、関東甲信地域を中心に雪の重みで住宅や倉庫の一部が壊れたり、スリップ事故で自動車が破損したりする事故が相次ぎました。 これを受けて「損保ジャパン」と「日本興亜」を傘下に持つ損害保険大手の「NKSJ」は、支払いが予想される保険金の金額が730億円に上る見込みだと明らかにしました。 そのうえで「NKSJ」は保険金の支払いが膨らむことから、昨年度の最終的な利益の見通しをこれまでの720億円から440億円に下方修正しました。 大雪の被害で支払われる保険金を巡っては、「三井住友海上」と「あいおいニッセイ同和」を傘下に持つ「MS&AD」がおよそ750億円、「東京海上