緊急事態宣言が出た後もパチンコ店には長蛇の列ができている(撮影/飯塚大和)。※プライバシー保護のため、写真を一部加工していますこの記事の写真をすべて見る 東京都がパチンコ店を含む遊技施設などに休業要請を出した10日。ある繁華街のパチンコ店は、開店前から100人超の客でごった返していた。政府が不要不急の外出を呼びかけるなか、なぜパチンコ店には人が集まるのか。なぜそれが「許される」のか。関係者を取材した。 【写真】「ギャンブルは負けても快感」と借金生活を告白した有名俳優 * * * 4月10日、午前9時半。東京・墨田区の繁華街にあるパチスロ店では、100人超の客が開店まで順番を待っていた。 列に並ぶ客の半数以上はマスクを着用していたが、中には路上でたばこを吸う人や、マスクを片耳にかけてぶらさげている人も。せきをする人の姿もあった。 「こちらは墨田区役所です。緊急事態宣言、発令中です。不要不