暗号資産(仮想通貨)交換業者ビットフライヤーホールディングス(HD)は30日、創業者で大株主でもある加納裕三氏の社長復帰を決めた。関係者への取材で分かった。 同日、ビットフライヤーHDの株主総会が開かれ、新たな取締役の選任を決議した。同社では昨年までの3年間で4度にわたり社長が交代。立て直しを図ろうと昨年3月の株主総会でも、加納氏自身が自らの復帰を求める株主提案を行っていたが否決されていた。 同社広報責任者の肥田直人氏は、加納氏の社長就任を確認した上で、共同創業者である同氏の復帰を「大変心強く感じている」とし、「アジアトップのWeb3(ウェブスリー)企業を目指す」とコメントした。 ビットフライヤーは加納氏らが2014年に設立。金融庁から内部管理体制の不備を指摘されたことで、加納氏は19年に社長を辞任。今回、4年ぶりに社長に復帰する。 今年2月のインタビューで加納氏は、社長復帰が実現した際に